C++ シープラスプラス
C言語を拡張したオブジェクト指向のプログラミング言語。C言語に比べて変数宣言の自由度が増したこと、クラスが追加されたことなどが特徴。クラスとは、データとそれを扱うプログラムをひとつにまとめたもの。C++のプログラミングでは、まずクラスを作るのが一般的。作成したクラスをプログラム中に定義することで、その機能を使えるようになる。
マイクロソフトのVisual C++やインプライズ(旧ボーランド)のBorland C++など、パソコンで利用できるC++製品も多い。インターネットなどで注目されているJavaは、C++がベースになっている。
Cabファイル cabinet file
米マイクロソフトが定義した、ソフトの配布やセットアップのためのファイル圧縮形式。複数のファイルをまとめて圧縮し、cabという拡張子を持つファイルにする。セットアップ時は、セットアッププログラムがCabファイルからもとのファイルを復元し、組み込み作業を行う。
CAD キャド;computer aided design
コンピューターを利用した設計、製図。または、そのための機能を組み込んだシステム。手書き図面より修正が簡単で、色や階層の表示、記号登録、拡大縮小などの機能を利用した設計ができる。作成した図面データを保存しておけば、随時取り出せるため、過去に描いた図面を有効活用できる。
機械、電気、建築など幅広い用途があり、それぞれの分野ごとに専門の機能を備えたCADシステムが利用されている。CADで作成したデータから製造システム用のデータを作成できるようにし、設計から製造までを一本化したシステムもある。
かつてはUNIXベースのエンジニアリング・ワークステーション用に開発されたCADが主流だったが、パソコンの性能向上で、パソコンCADも業務用として十分使えるようになってきた。代表的な製品に米オートデスクのAutoCADがある。
Cc carbon copy
電子メール送信時のあて先アドレスの指定方法のひとつ。Toなどで指定した以外のアドレスに、同じ内容のメールを送るのに使う。
Toで指定した場合は、相手に読まれ、かつ、場合によっては返信を期待するという意図を含んでいるのに対し、Ccで指定した場合は、送信者と受信者の間でやり取りがあったという事実を知らせるといった位置付けになる。通常、Ccで送られてきたメールに対しては返信を行う必要はないととらえてよい。同じメールを受け取ったほかの人にCcの存在を知らせないBccという指定方法もある。
CCDカメラ
撮影素子にCCDを採用した小型カメラ。主にビデオ会議システムなどで使用される。従来、CCDカメラはパソコン本体にビデオキャプチャーボードを増設し、そこにビデオケーブルで接続するのが一般的だった。しかし最近では、USBで簡単に接続できる製品が主流となっており、価格も1万5000円〜2万円程度と安価である。
CD compact disc
音楽データをデジタルで記録する光ディスク媒体。オランダのフィリップスと日本のソニーが基本特許を持つ。直径約12cmの銀色の円盤に、ピットと呼ばれる小さな凹凸を刻むことで音声データを記録、この凹凸にレーザー光線を当ててデータを読み取る。デジタルデータとして記録された音声情報をプレーヤーでアナログデータに変換して再生する。
CDは世界各国のどのメーカーのプレーヤーでも再生でき、互換性を持つ。CDもしくはCDプレーヤーを製作するには、ライセンス所有者であるフィリップス、ソニー両社の承諾が必要。
CDをベースにしてCD-ROM、ビデオCD、CD-G、CD-Iなど、さまざまなCDメディアが登場している。これらに対し、出発点となった音楽用CDを特にCD-DAと呼んで区別することもある。
CD-DA CD digital audio
音楽用CDのこと。同じCDでもCD-ROM、CD-Gなど別の規格と呼び分けるために使う。
CD-R CD recordable
データ書き込みが可能なCD。一度書き込んだデータは物理的には書き換えることができない。データを書き込んだディスクはそのまま通常のCDと同じように再生できる。書き込み可能な記憶容量は最大650MB。
最近ではデータ書き込み用ソフトの改良で疑似的に書き換えできるようになっている。これは、CD-Rディスクの空き領域に新データを追加記録し、以前に記録した旧データを読み出せないようにする仕組みである。
CD-Rディスクの形状は通常のCD-ROMと同じで、データ記録面は緑色や青色。ここには有機色素が塗られており、レーザー光線で有機色素の層にピットと呼ばれる焦げ跡を作ることでデジタルデータを記録していく。いったん記録したデータを読み出す際は、有機色素の層を焦がさない程度の弱いレーザー光線を当て、反射するレーザーの強弱を検出する。
音楽用CDやCD-ROMなどを制作する際のテスト用に使ったり、数枚のディスクが欲しい場合に、大量生産が前提のプレス工程を経ないでCDを安価に作れるメリットがある。一度書き込んだら消去できないという特性を生かし、公文書や重要文書の保存などに使われるケースも多い。個人でもデータのバックアップや、マルチメディア作品の配布などに広く使われている。
CD-ROM
CDをパソコンのデータ記録媒体として利用するもの。音声、画像、テキスト、プログラムなどのコンピューターデータを記録できるようにした。データを読み出すことはできるが、ユーザーが自分でデータを書き込むことはできない。
物理的には音楽用CDと全く同じで、直径12cmのディスク1枚で最大650MBの容量がある。オランダのフィリップスと日本のソニーが規格を定めた。製造工程は音楽用CDと同様で、スタンパー(複製用の型)を作れば大量複製が可能。ソフトウエアの収録やゲーム用のCD-ROMタイトルなど一般向けに販売されるものから、各種データベース、マニュアルなど企業内で利用するものまで用途は幅広い。
CD-ROMはパソコン以外の分野でも応用されている。ソニーは電子ブックという8cmのCD-ROMソフトを利用する電子ブックプレーヤーを90年に発売した。ゲーム機の分野ではソニー・コンピュータエンタテインメントの「プレイステーション」などが採用している。
CD-RW CD Rewritable
CD-ROMと同じ直径12cmのディスクに、最大650MBのデータを繰り返し記録、消去できる記憶装置およびディスクの規格。ドライブはCD-ROM、CD-Rの機能も兼ね備えている。97年4月にリコーが最初の製品を発売した。
CD-RWで記録するには専用ディスクが必要。このディスクは反射率が通常のCD-ROMの20%程度と低いため、記録したデータを従来のCD-ROMドライブでは読み出せない。これを読むには、CD-RWドライブか、マルチリード型と呼ばれるCD-ROMドライブが必要になる。現在販売されているCD-ROMドライブは、パソコンに内蔵されているものを含めてほとんどがマルチリード型になっている。
初期型のCD-RWドライブでデータを書き換える場合、ディスク上のすべてのデータを消去し、新たに書き込まなければならなかった。しかし、97年末にはデータをファイル単位で書き換えるドライバーソフトが開発され、ハードディスクやMOと同じような手軽さで読み書きできるようになった。
Celeron セレロン
米インテルが98年4月に発表した低価格パソコン向けCPU。当初はPentium IIから外側のケースと2次キャッシュを取り除いてコストを下げただけの製品だったが、98年8月に発表した300A/333MHz版からは128KBの2次キャッシュをCPUコアに内蔵するようになり、Pentium IIと同等の性能を持つようになった。ちなみに300Aの「A」は、旧型製品にも300MHz版があったことから区別のために付けられたもの。99年8月現在の最高クロックは500MHz。99年1月には、ノートパソコン用の製品も登場した。
パッケージは、当初はSlot 1用のSEPPだけだったが、366/400MHz版からはSocket 370用のPPGAが追加された。466MHz版からはSEPPは廃止され、PPGAだけになった。
CG computer graphics
コンピューターを使って絵や図形を描くこと、あるいは描かれた作品。CGの最大のメリットは、画面上で試行錯誤しながら描けること。手で描く場合と異なり、色や模様などを何度でも簡単に描き換えられる。
平面図を入力するだけで自動的に立体図を表示させたり、建築物と街の景観を画面上で組み合わせてみるといった使い方もある。原子の運動や星の運行など、理論的には解明されているが人間の目に見えない現象は、CGでアニメーション化すれば直感的に理解しやすい。
2次元で表現する場合と3次元で表現する場合があり、それぞれ実現手法が異なる。2次元CGでは、画面上でのペインティング、CADなどの図面入力、写真画像を取り込んでのイメージ処理などがある。3次元CGなら立体物の形状データを入力することで、自由な角度や位置から物体を眺めることができる。この特性を利用して、建築物のシミュレーションやプレゼンテーション、工業デザインにおけるクレイモデル(模型)の代用などに用いる。
図形データの入力は、数式やプログラムで行うもの、デジタイザーやマウスなどの座標入力装置を使うもの、ビデオカメラやスキャナーなどの画像入力装置を使うものがある。
CGI common gateway interface
サーバーに対して計算やプログラムの実行を依頼し、その結果をWebブラウザーに表示するプログラム。実際にはHTMLファイルの中に記述されているスクリプトが、サーバーとのデータ受け渡しを指示する。CGIを使うためにはサーバー側にPerlやC言語などで作成したプログラムを用意しておく必要がある。Webページの来訪者数を累積するカウンターはCGIの代表的な利用例。
Communicator コミュニケーター
米ネットスケープ・コミュニケーションズのインターネット統合ソフトNetscape Communicatorのこと。日本語版はWindows 95/NT用が97年7月に発売された。その後、Macintosh用やUNIX用も発売されている。99年6月時点での最新バージョンは4.6。Webブラウザー(Navigator)のほかに電子メールやニュースリーダー(Messenger)、HTMLエディター(Composer)などのソフトウエアが含まれる。
ネットスケープは98年1月、米マイクロソフトのWebブラウザーInternet Explorerとの競争激化に対抗して、Communicatorのスタンダードバージョンについて製品版の無償配布を開始。そのソースコードの公開を開始した。
COMポート communication port
Windowsパソコンでモデムやシリアルマウスを接続するためのシリアルポートを指す。たいていの機種はRS-232C規格に準拠したシリアルポートを1つまたは2つ備えている。WindowsやMS-DOSでは、シリアルポートに対して、COM1とCOM2などの論理番号を割り付け、それに基づいて入出力を行う。
config.sys コンフィグシス
MS-DOSの環境設定と拡張機能の組み込みを記述したテキストファイル。名前はconfiguration(配置)に由来する。
MS-DOSは起動時に起動ディスクのルートディレクトリーに置かれたconfig.sysファイルを読み込み、その内容に従ってデバイスドライバーや日本語入力ソフトの組み込み、拡張メモリーの設定などを実行する。DOS/Vでは日本語表示するためのドライバーをここで組み込む。
Windows 95/98にもconfig.sysは存在する。MS-DOSモードを使う際に必要なドライバーや、Windows 95対応の32ビット版ドライバーが用意されていない周辺機器を使うための16ビット版ドライバーを組み込むために用いる。
Cookie クッキー
Webサイトから送信され、Webブラウザーが動作している端末のハードディスク上に保存される情報ファイルのこと。Cookieを発行したWebページに再度アクセスした場合、保存されているCookieの情報がWebサイトに送信される。
Cookieは通常、Netscape Navigator/Communicatorでは「Netscape」フォルダー内の各ユーザーフォルダーにcookie.txtとして、Internet Explorerでは「Windows」フォルダー内の「cookies」フォルダーに個別のファイルとして保存される。有効期限を過ぎたCookieはWebブラウザーによって自動的に破棄される。
Cookieとして記録されるデータはさまざまだが、クライアントを識別するために、サイトから任意に割り当てられるIDなどが代表的。このような情報をクライアント側に登録しておくことで、再度アクセスしたホームページをユーザー独自の設定で表示したり、逆に一度表示した情報を表示しないようにすることもできる。
CPU central processing unit
入出力機器を制御してデータを受け取り、それに演算などの処理を加えて結果を出力するコンピューターの中枢部分。中央演算処理ユニットと訳す。
内部でのデータ処理の単位となるビット数に応じて、16ビットCPU、32ビットCPU、64ビットCPUなどの区別がある。基本的にはこの数字が大きいほど性能が高い。データを受け取るバスの幅やクロック周波数も、値が大きいほど性能は高くなる。
パソコンではCPUの機能を半導体チップ1個にまとめたマイクロプロセッサーが使われている。代表的な製品には、米インテルのPentium II/IIIやCeleron、米AMDのK6シリーズ、米アップルコンピュータのMacintoshが搭載するPowerPCなどがある。
CPUアクセラレーター CPU accelerator
パソコンの処理性能を上げるためにもともと搭載していたCPUと置き換える、アップグレード用の製品。CPUファンがあらかじめセットされていることが多い。米インテルのOverDriveプロセッサもCPUアクセラレーターの一種。互換CPUを搭載した製品もある。Socket 7用の製品が多いが、最近はSlot 1用の製品も登場している。
通常はパソコン本体を買い替えるより安価に性能アップが図れるが、CPUだけ速くしても、全体の性能はそれほど上がらない場合もある。
CPUクーラー CPU cooler
CPUファンを含むCPUの冷却装置の総称。水冷式のものやフロンを用いたものも実用化されている。ただし、ほとんどのパソコンではヒートシンクかCPUファンが一般的で、大がかりな冷却装置は、CPUを定格以上で動作させるようなヘビーユーザーしか用いない。
CPUコア CPU core
CPUの内部回路のうち、外部と信号のやり取りをする回路などを除いた、核となる演算部分の通称。例えば、Pentium IIとCeleronのCPUコアは同じ。
CPUファン CPU fan
電動ファンを用いてCPUの放熱を促進するための部品。CPUに密着して取り付ける。一般にヒートシンクより冷却効果が高い。より効率を高めるため、電流を流すと片側が低温になり片側が高温になる「ペルチェ素子」という特殊な素子を併用することもある。
CRT cathode ray tube
テレビやパソコンのディスプレイなどに使われるブラウン管のこと。
CRTディスプレイ CRT display
ブラウン管を使用した表示装置。パソコンをはじめとする各種コンピューターの表示装置として広く利用されている。
パソコン用で主流のカラーCRTには大きく分けてシャドウマスク方式とアパーチャグリル方式がある。前者は電子銃から発射したビームを特殊な穴開き板(シャドウマスク)を通して、後者はスリット(アパーチャグリル)を通して、目標の蛍光体に正確に当て発光させる。
CRTは真空管の一種であり、原理的には電子銃から電子ビームを発射し、管面の蛍光体に当てて発光させ、文字や映像を表示する。ビームは偏向ヨークと呼ばれる特殊な電磁石の働きで曲げられ、上下左右に方向を変え、管面を照射(走査)する。瞬間的には1カ所にしかビームは当たっていないが、蛍光体の残光と目の残像によって画面全体に文字や図形が表示されているように見える。電子ビームは水平方向を左から右へ走査し、右端まで走査すると、1本下の走査に移る。上から下までの走査が終わると、再び上から走査が始まる。
CRTフィルター CRT filter
長時間、CRTディスプレイを見続けることによる目の疲れを和らげるために、CRTディスプレイの前面に取り付けるパネル。表面にコーティングを施したアクリル板や、導電加工した樹脂製ネットなどが用いられる。室内の照明など外光の映り込みを防ぐほか、見かけ上のコントラストを高めて画面上の文字や図形を見やすくする、人体に有害とされる紫外線や電磁波、静電気を防ぐなどの効果をうたっているものもある。
最近はディスプレイ自体にノングレア処理と呼ばれる反射防止コーティングを施した製品が増えたことで、以前ほど利用されなくなっている。
CSS cascading style sheets
HTML文書のレイアウトやデザインなどのスタイルを規定する記述言語。HTML文書でのテキストの内容に関係なく、スタイルのみ独立して指定できる。HTML4.0から盛り込まれた。
96年12月に策定されたCSS1では色、文字のフォント、文書間のスペースなどの設定方法が規定されている。
98年5月に策定されたCSS2では、次世代のWWW向け記述言語と呼ばれるXMLへの対応、ヘッダーやリストの自動番号付け、ダウンロード可能なフォントの使用、スライドバーやナビゲーションエリアの指定などが可能になった。画像や文字を自由に重ね合わせ、それらをスクリプトを使って動的に移動させることもできる。
CSSの記述方式の標準化作業はW3C(WWWコンソーシアム)のCSSワーキンググループが行っている。ただし、WebブラウザーのCSSへの対応はまだ不完全で、Communicator 4.6ではCSSを使っているHTMLファイルを正しく扱えない場合がある。Internet Explorer 5.0、Internet Explorer 4.5 for MacはCSSに対応している。
CSV comma separated value
データベースソフトや表計算ソフトのデータをテキストファイルとして保存する場合の形式のひとつ。拡張子はcsv。項目やセルごとにカンマで区切って並べる。ほとんどのデータベースソフトや表計算ソフトがこの形式のファイルを読み書きできるため、あるアプリケーションのデータをほかのアプリケーションに読み込ませる時に利用される。カンマの代わりにタブで区切ったテキストファイルも利用されている。特に、文字データ部分にカンマが含まれている場合にはタブ区切りの方が向く。なお、いずれも計算式や罫線などの情報は記録されない。
C言語
UNIXを開発する目的で作られた、システム開発者向きのプログラミング言語。単にCとも呼ぶ。75年に米AT&Tベル研究所のリッチー氏が開発した。ANSIとISOの規格になっている。
CPUの機械語命令に近い水準の演算機能も備えているのが特徴。UNIXの普及に伴って利用者が増大した。現在ではオブジェクト指向言語としての機能を追加したC++が、パソコン用のソフト開発などで広く利用されている。