PageMaker ページメーカー
米アドビシステムズが販売する代表的なDTPソフト。もともとは米アルダスの製品だったが、合併によりアドビシステムズの製品となった。Windows用とMac OS用があり、99年6月時点での日本語最新版はPageMaker 6.5J。
PC personal computer
パソコンとほぼ同義語だが、主にDOS/V機(PC AT互換機)を指す。MacintoshのことはPCとは呼ばない場合が多い。
PC100
100MHzのメモリーバスクロックに対応したSDRAM(シンクロナスDRAM)の規格。米インテルが各社のメモリーに対して認定している。SDRAMチップの規格、DIMMの規格、SPDの規格の3つから成る。PC/100と表記されることもある。
PC AT互換機
米IBMが84年に発表した16ビットパソコンIBM PC ATのソフトと周辺機器を、同機以外でも利用できるように設計されたパソコンのこと。当時、IBMは周辺機器メーカー向けに内部構造を積極的に公開したため、その互換機を販売するメーカーが相次いだ。
IBM PC ATの生産が打ち切られた後も、SVGAやPCIなどの新仕様がPC AT互換機の業界標準として追加されている。現在、世界中で利用されているパソコンの大半がPC AT互換機で、出荷台数ベースの世界シェアは90%を上回る。
日本では日本語処理に必要な仕様をハードウエアに組み込むのが一般的であったため、PC AT互換機はなかなか普及しなかった。しかし、PC AT互換機で日本語処理を可能にするDOS/VというOSが登場したことで、92年秋以降は国内でもPC AT互換機が急速に普及した。この経緯により、国内向けのPC AT互換機をDOS/V機と呼ぶ場合が多い。
NEC以外の国内パソコンメーカー各社は相次いでPC AT互換機の販売に乗り出した。NECも97年には主力製品のラインアップを、独自仕様のPC-9800シリーズからPC AT互換機であるPC98-NXシリーズへと全面的に切り替えた。
PCIバス peripheral component interconnect bus
DOS/V機(PC AT互換機)やMacintoshで現在最も普及している32ビットバス規格。動作周波数は33MHz。データ転送速度は133MB/秒。64ビットバス仕様もある。従来のISAバスに代わりSCSI、LAN、ビデオキャプチャーカードなどに広く利用されている。ただしグラフィックスカードはAGPバスに接続するのが一般的になっている。
もともとは米インテルが提唱し、主要パソコン関連メーカーが参加するPCI SIG(Special Interest Group)が作成した。92年6月に発表されたが、その時点では内部バスとしての規格だけだったため、製品にはなかなか採用されなかった。その間に32ビット仕様のローカルバスとしてVLバスが登場、486搭載パソコンではVLバスが一般的になった。
しかし、93年4月にはコネクターの仕様も定まり、Pentium搭載のデスクトップパソコンでは、PCIバスの採用が一般的となった。NECのPC-9800シリーズも94年7月からPCIバスを採用した。米アップルコンピュータも95年6月からMacintoshの上位機種でNuBusの代わりにPCIバスを採用した。RISCチップを搭載したワークステーションでもPCIバスの採用が進んだ。
95年8月にはRevision2.1の規格が策定された。32ビットのほかに64ビットのバスと、66MHzで動作する仕様も規定している。64ビット幅のデータバスが66MHzで動作する場合、最大転送速度は528MB/秒になる。このほか、コンカレントPCIという機構も導入された。これは、データ転送速度が異なる複数の周辺機器がバスにアクセスしたときに、動画などのマルチメディアデータを優先して途切れずに転送できるようにする仕組み。PCI 2.1に準拠した64ビットバスはPower Macintosh G3など一部のパソコンやUNIXワークステーション、サーバーには搭載されているものの、DOS/V機ではまだ普及していない。
PCIバスの仕様を策定しているPCI SIGは、98年に最新規格のPCI2.2を公開した。PCI2.2はバスの転送速度などは変えず,新たに電力管理のための仕様と,活線挿抜を行うための仕様を追加した。
PCM音源
FM音源のように専用LSIで音を演算、合成するのではなく、PCM(パルス符号変調)方式を使ってデジタル録音しておいた音を再生する方式の音源。現在、サウンド機能を持つパソコンにはほぼすべて搭載されている。
PCMとはアナログ信号をデジタル信号に変換する方式のひとつで、デジタル録音の分野でも、音楽用CDやDATなどに使われている。PCM方式の録音は、まず連続変化量である音の信号を、一定の周期で切り出す(サンプリング)。切り出したデータの大きさを、不連続な値に切り上げ、切り下げを行い(量子化)、さらにこの値を2進数に変換する。その結果得られる2進数を、コンピューターなどを介して、ハードディスクなどに記録する。桁数を量子化数と呼ぶ(単位はビット)。
PCM録音では、切り出す間隔が短いほど、さらに不連続な値の刻みが細かいほど、原音に忠実な録音が可能。つまり、サンプリング周波数が高く、量子化数が大きいほど音の品質が良いことになる。音楽用CDでは1秒間に4万4100回(44.1kHz)の切り出しを行い、16ビットでの量子化を行っている。
PCM録音の利点は、デジタルデータの状態で複製する限り音質が全く劣化しないことや、音の一部分を取り出したり、音自体の加工が容易なこと。
後者の特性を利用したのがサンプリング楽器と呼ばれるもので、PCM録音した自然界の音を使っての演奏などが可能になる。
PCカード PC card
米国のPCMCIAと日本電子工業振興協会(JEIDA)が共同で制定したパソコン用カード型周辺機器の規格。現在では、ほとんどのノートパソコンがPCカード用スロットを備えている。
PCカードの大きさはクレジットカード大で85.6×54mm。厚さは3通りの規格がある。Type Iは厚さ3.3mm、主にフラッシュメモリーやROMなどに使われている。Type IIは5mmで、モデムやLANカードなど。Type IIIは10.5mm、ハードディスクなど。Type II対応のPCカードが最も多い。ノートパソコンが備えるPCカードスロットは、Type IIが2スロットまたはType IIIが1スロットであるものが多い。
当初はICメモリーカードという名称が付けられていたが、93年時点でPCカードという名称が採用された。97年3月には動画や音声などのマルチメディアデータを高速化するZVポートなどを追加したPC Card Standard'97が公開された。
PCカードアダプター PC card adapter
コンパクトフラッシュ、スマートメディアなどの小型記憶装置を、PCカードスロット経由で使うためのアダプター。これがあれば、デジタルカメラで撮影した画像が保存された小型記憶装置のデータを、ノートパソコンで簡単に読み込むことができる。
PCカードリーダー PC card reader
デスクトップなどPCカードスロットを標準搭載していないパソコンで、PCカード型記憶装置のデータを読むために接続する周辺装置。パラレルポート、SCSI、ISAバスに接続するものなど、さまざまなタイプがある。
PCサーバー
サーバー用として設計されたパソコンのこと。ノベルのNetWareやマイクロソフトのWindows NTなど、ネットワーク利用を主眼にしたパソコンOSとともに普及してきた。最近ではフリーのUNIX互換OS、Linuxを搭載したPCサーバーも増えている。
かつて、サーバーといえばメインフレームやUNIXワークステーション、オフコンなどを指した。それがWindows NTの高機能化、そしてパソコンそのものの性能向上などを背景に、かなりの部分がパソコンに置き換わっている。
PCサーバー用のパソコンには、一般のパソコンにない、システムダウンやデータの破損を防ぎ、被害を最小限化するための機能が含まれている。信頼性の高い部品を使ったり、障害時にもシステムがダウンしないような機能もある。誤り検出訂正機能を備えたECCメモリー、CPUやハードディスクの障害発生を事前に検知して警告を出すソフトなどが代表的。このほかサーバーを停止せずにハードディスクや拡張カードを交換できるホットスワップ機能、複数のハードディスクにデータを分散させてディスクの故障に備えるRAIDを搭載した製品もある。CPUの追加や複数システムの結合に対応できる製品もあり、一般的に拡張性が高い。
情報産業専門調査会社のIDC Japanによれば、1998年の日本国内におけるPCサーバーの出荷台数は20万4410台(前年比14.9%増)。
PDA personal digital assistants
個人向け携帯情報機器の総称。92年に米アップルコンピュータが、家電とパソコンのすき間を埋める新しいデジタル機器として提唱した。手帳並みの大きさの情報機器に、文字、音声、画像などのデジタル情報を統合。電子メール、スケジュール管理、データベース、発想支援、教育、エンタテインメントなどの用途に利用する。
米国ではアップルが93年8月、このコンセプトに基づくNewton MessagePadという製品を発売した。カシオ計算機と米タンディも93年10月に電子手帳タイプのZoomerを発売したが、いずれも高価格や機能不足などで普及しなかった。
96年には米USロボティックス(当時)がワイシャツの胸ポケットに収まる手のひらサイズのPalm Pilotを発売し、PDAとしては過去最大のヒット商品になった。97年6月には日本市場でも英語版のPalm Pilotが発売された。
日本ではシャープが93年10月に発売したザウルスがPDAとして最も成功した製品。累計出荷台数は120万台を超える。シンプルな電子手帳タイプのローエンド機から、カラーTFT液晶、FAXモデム、PCカードスロットなどを搭載したハイエンド機まで、多様な製品ラインアップを取り揃えている。
ノートパソコンとPDAの中間に位置する製品としては、米マイクロソフトのWindows CEをOSに搭載するハンドヘルドPC(H/PC)がある。96年後半にカシオ計算機や日立製作所、NEC、米ヒューレット・パッカードなどが米国でそれぞれH/PCを発売、97年夏にはカシオ計算機とNECが日本語版を発売した。さらに98年に入ると、Windows CE 2.0を搭載したH/PCが各社から発売された。
PDF portable document format
米アドビシステムズが開発した文書表示用のファイル形式。テキストだけでなくレイアウトやフォントの情報がファイルの中に収められている。パソコンやOSの種類にかかわらず、正しく文書を表示できるのが特徴。
通常、図表を含む文書情報を電子データで配布するには、受け取る側のパソコンの機種やソフトが違うと、テキストデータでしかやり取りできない場合が多い。しかし、PDFファイルの場合は、テキストだけでなく、フォントの種類や文字装飾の情報、画像などのグラフィックス情報、レイアウト情報を保持できるので、違う機種でもオリジナル文書のイメージをそのまま見ることが可能になる。
ファイルを圧縮して保存するため、文書を電子化して受け渡しする際などに適する。動画や音声などのマルチメディア情報やインターネットのリンク情報を扱うことも可能。インターネット上で配布される文書の標準フォーマットとして世界的に普及している。
PDFファイルを作成するには、アドビシステムズのAcrobatというソフトが必要。PDFファイルを表示するだけなら、Acrobat Readerという無償のソフトを使えばいい。
Pentium ペンティアム
米インテルが開発した32ビットCPU。486の後継製品として93年3月に発表した。ユーザーにブランドとして浸透したため、後継製品であるMMX PentiumやPentium II/IIIにもその名を残している。
内部には演算処理ユニットのほか、浮動小数点演算ユニット、メモリー管理ユニット、命令用とデータ用に分離したキャッシュメモリーなどを搭載する。高速化のため、2本のパイプラインを持つスーパースケーラー構成などのRISC技術を取り入れている。マルチプロセッサーにも対応している。
93年3月に製品化した60MHz版、66MHz版に加え、インテルは94年3月に内部クロックを1.5倍に高め、パッケージの形状を一新した90MHz版と100MHz版を投入した。95年の3月に120MHz版、6月に133MHz版を投入し、製品ラインを拡充した。96年1月には150MHz版と166MHz版を投入、6月には通常のPentiumとしては最終製品である200MHz版が登場した。
96年には、CPU内部だけを低電圧駆動にする技術を採用し、TCP(tape carrier package)という超薄型のパッケージを持つノートパソコン用製品も登場した。
Pentium II ペンティアムツー
米インテルが97年5月に発表したCPU。99年3月には後継製品であるPentium IIIが発表されたため、今後は徐々に搭載製品が減っていくと予想される。
クロック周波数が233M〜333MHzの製品は66MHzのフロントサイドバス(FSB)、350/400/450MHz版は100MHzのFSBに対応する。
基本的にはPentium ProにMMXを搭載したCPUと考えてよい。異なるのは、2次キャッシュへのアクセスがPentiumProはCPUコアと同クロックだったのに対し、CPUクロックの半分になった点、1次キャッシュ容量がPentium Proの16KBから32KBに倍増した点、マザーボードへの搭載にSlot 1と呼ばれるスロットを用いる点になる。パッケージには、CPU基板に保護カバーを付けたSECC(single edge contact cartridge)と呼ばれる方式を採用していたが、現行のPentium IIではPentium IIIと同じSECC2というパッケージに変更されている。
98年4月にはノートパソコン用のPentium IIも発表された。Pentium IIから派生したCPUとしては、低価格パソコン用のCeleron、サーバー/ワークステーション用のPentium II Xeonがある。
Pentium III ペンティアムスリー
米インテルが99年3月に発表した最新CPU。Pentium IIにストリーミングSIMD拡張命令(SSE)と呼ばれるマルチメディア処理用の新しい命令セットを追加したもの。プロセッサ・シリアル・ナンバと呼ばれるセキュリティ機能のためのID番号を持つのも特徴。Katmaiという開発コード名で知られていた。SECC2というパッケージを採用している。
発表時の動作周波数は450MHzと500MHzで、99年5月には550MHz版、8月には600MHz版が追加された。99年末には、0.18μmプロセスを採用し、256KBの2次キャッシュをCPUコアに統合した製品(開発コード名Coppermine)が登場する見込み。
Perl パール
テキストやファイルを処理するのに向くスクリプト言語。UNIX用やWindows用などがある。名前はpractical extraction and report languageを意味する。
テキストエディターなどでスクリプトを記述し、インタプリター方式で実行するため、コンパイルの必要がない。CGIでよく使われる。ホームページの来訪者のカウンターが代表的。
PGA pin grid array
CPUによく用いられるパッケージの一種。裏面には突き出したピンが格子状に並んだ、生け花で使う剣山に似た構造をしている。ZIFソケットと組み合わせることで、CPUが簡単に交換できる。米インテルのCeleronや米AMDのK6シリーズなどが採用している。インテルの現在のデスクトップパソコン用CPUのPGAパッケージは、プラスチック製であることからPPGA(plastic pin grid array)とも呼ぶ。
Photoshop フォトショップ
米アドビシステムズが開発したフォトレタッチソフト。出版や印刷、デザインなどの分野で、プロ向けにも広く使われている。サードパーティ各社からPhotoshop用のプラグインフィルターが多数発売されるなど、ペイント系グラフィックスソフトの世界では事実上の標準となっている。2000年7月時点での日本語最新版は同社のWebページ用画像作成ソフトImageReadyを統合したバージョン5.5。
PIFファイル program information file
WindowsでMS-DOSのプログラムを実行する際に割り当てるメモリーの量や画面モードなど設定したファイル。または、MS-DOSのプログラムを実行したときに作成されるショートカットファイルの拡張子。
PNG ピング;portable network graphics
Web上での画像表示を目的として作られた、ビットマップ画像のファイル形式のひとつ。GIFに代わるファイル形式として考案された。画像の劣化がなく、1ピクセル当たり最大48ビットまで表現できるため、自然画を扱うのに適している。ZIP形式でのデータ圧縮を行う。画像に複数の透明度やガンマ補正のパラメーターを持たせることができる。GIFと同様、読み込み途中にモザイク状の表示から通常の画像ファイルに変化するインタレースモードを持っている。
POP3 ポップスリー;post office protocol 3
インターネットを通して届けられた自分あてのメールを、メールサーバーからダウンロードする時に利用するプロトコルのひとつ。POP3に対応するメールサーバーをPOP3サーバーと呼ぶ。POP3はインターネットメールの受信用サーバーとして多く利用されている。POP3では、サーバーに届いているメッセージは、読みたいものも読みたくないものもまとめてダウンロードされる。同じくメール受信時に使うプロトコルであるIMAP4では特定のメールだけサーバーに残すなど柔軟な利用ができる。
PostPet ポストペット
ソニーコミュニケーションネットワークが販売している電子メールソフト。画面が部屋を模した状態になっており、あらかじめユーザーが選んだペットがメールを運ぶという設定になっている。受信側がメールを届けにきた送信側のペットをなでたり叩いたりした結果はペットが送信側のユーザーの元に戻った時に報告され、ある程度使い込むとペット自身がメールを書いたり、ペット同士が恋愛するといったイベントが起こるなど、電子メールソフトとバーチャルペットを合わせた機能を持つ。
利用期間1カ月の体験版が無償で提供されている。1カ月を過ぎると、メール機能は使えるが、ペットは利用できなくなる。継続利用するためにはパッケージソフト製品のPostPet2001が必要。
PPGA plastic pin grid array
デスクトップパソコン用のCeleronなどが採用しているプラスチック製のPGAパッケージ。
PPM pages per minute
ぺージプリンターの印刷速度を示す単位。1分当たりA4判用紙を何枚印刷できるかを示す。1分間に6枚なら6PPM(6枚/分)と記述する。A3判対応のプリンターでも印刷速度を表示する場合は、A4判用紙に換算したPPMを利用する。
通常、プリンターのカタログに示される印刷速度は同じデータを複数枚印刷したコピーモードで表記されるため、実際に複数ページを印刷した場合の速度とは異なることが多い。
PPP point to point protocol
通信回線を使って、ネットワーク同士や、ネットワークとパソコンなどの端末をつなぐのに使うプロトコル。ルーター間やコンピューター間の通信に利用する。TCP/IPなどのプロトコルによって作られたパケットデータに対して、ネットワーク機器間の通信に必要な情報を付けてデータの転送を制御する。プロバイダーのコンピューターとパソコンをつなぐダイヤルアップIP接続でもPPPを使う。
PS/2ポート
キーボードやマウスを接続するためのインタフェース規格。米IBMが87年に発表したIBM PS/2で初めて採用した。現在のDOS/V機(PC AT互換機)では標準となっているが、長期的に見てUSBに置き換えられるとみられている。
PS/2マウス
DOS/V機(PC AT互換機)が持つPS/2インタフェースに接続して使うマウス。ハードウエア的にはコネクターの形状が異なるだけでシリアルマウスと同じ。