Safe mode セーフモード
Windows 95/98の起動方法のひとつ。誤ったハードウエアの設定が行われていたり、不適切なデバイスドライバーが組み込まれたために、正常にWindowsが起動できない場合に使用する。
このモードではパソコンを操作するのに最低限必要な、マウスやキーボードの標準のドライバー、VGAで画面を表示するために必要な標準のドライバーだけを組み込み、とりあえずパソコンを起動させる。そのうえで、障害の原因となっている設定を変更したり、ドライバーを削除することができる。
Safe modeを利用するには、コンピュータの起動時にF8キー(Windows 95の場合)または、F5キーもしくはCtrlキー(Windows 98の場合)を押す。
また、システムの起動処理に失敗した場合や、レジストリが破損していた場合などは、自動的にSafe modeで起動する。
SBP2 serial bus protocol2
Windows 98 Second Edition(第2版)に実装された、SCSIで接続されていた記憶装置をIEEE1394に接続して使うためのコマンド体系。これが登場したことで、記憶装置用のIEEE1394クラスドライバーが整備されると期待されている。
SCAM SCSI configured automatically protocol
SCSI機器接続時に、ID番号のバッティングを自動的に回避する機能を実現するための規格。通常、SCSIインタフェースの周辺機器をパソコンに接続するときは、機器を識別するためのID番号が他の機器と重複しないようにユーザーが設定する必要がある。SCAMはユーザーがID番号を設定する手間を省き、設定ミスなどを防ぐために考案された。ただし、この機能を実現するためにはOSやSCSIカードが同規格に対応する必要がある。Windows 98/95はSCAMに対応している。
SCSI スカジー;small computer system interface
パソコンなどの小型コンピューターと、ハードディスクや光ディスク装置などの周辺機器を接続するためのインタフェース規格。いくつかの拡張規格があるが、必ずしも上位互換ではない。現在では外付け型のハードディスクやCD-ROM、MOディスク、スキャナーなどほとんどの機器がSCSIを採用している。なお、本体に内蔵されるハードディスクやCD-ROMではエンハンストIDEと呼ばれるインタフェースに接続することが多い。
最初の規格であるSCSI-1は、ANSI(米国規格協会)が86年7月に策定した。それまではSASIが主流だったが、これ以降急激にSCSIを採用する機種が広がった。SCSI-1は、SASIの転送速度や接続に問題があった周辺機器の接続性を確保した。転送速度は最大5MB/秒で、バス幅8ビット。パラレルインタフェースで最大8台までの機器を接続できる。
94年にはSCSI-2規格が策定された。CD-ROMやスキャナーなどハードディスク以外の装置を接続できるようにしたほか、SCSI-1との互換性を重視しながら高性能化を図った転送方式も規定した。この転送方式にはデータ幅によってFast SCSIとWide SCSIの2つの規格がある。Fast SCSIはバス幅をSCSI-1と変えずにデータ転送速度を最大10MB/秒に高めた。Wide SCSIはバス幅を16ビットに拡張したもので、データ転送速度は最大20MB/秒。接続できる機器の数も最大16台となっている。Wide SCSIはFast Wide SCSIと呼ばれることが多い。
96年にはSCSI-3規格が策定された。バス幅8ビットのまま転送速度を20MB/秒まで高めたUltra SCSI(Fast-20)、同じく8ビットで40MB/秒のUltra2 SCSI(Fast-40)に加え、バス幅16ビットで速度40MB/秒のWide Ultra SCSI、同じく16ビットで80MB/秒のWide Ultra2 SCSIなどが規定された。さらに、Fibre Channel、IEEE1394、SSA(Serial Storage Architecture)などの高速シリアルインタフェースも同規格に取り込んでいる。
SCSI-2
パソコンと周辺機器をつなぐインタフェース規格。SCSI規格のひとつとして94年に標準化された。従来からあるSCSIに対して、できる限りの上位互換性を持たせている。
SCSI-2ではより高速にデータを転送できる2つの規格を定義している。1つはFast SCSIと呼び、データ転送幅は8ビットでSCSIと同じだが転送速度を2倍の10MB/秒に高めたもの。接続できる機器は8台。接続コネクターがSCSIと同じ50ピンなので比較的早くから普及した。
もう1つの規格であるWide SCSIは、データ転送幅を16ビットにして、データ転送速度を20MB/秒にしたもの。Fast Wide SCSIと呼ぶ場合も多い。接続できる機器は16台。Wide SCSIでは本来50ピンのAケーブルと68ピンのBケーブルを必要としていたが、ケーブルを2本も用意するのは現実的でないため、通常はPケーブルと呼ばれる68ピンのケーブルを使用する。
SCSI-3
ANSI(米国規格協会)が規格化した次世代のSCSI。これまでのパラレル転送方式に加えてシリアル転送方式も取り入れた規格になっている。パラレル転送方式には今までのSCSI規格の延長であるUltra SCSIやWide Ultra SCSIなどがある。
シリアル転送方式ではFibre Channel、IEEE1394、SSA(Serial Storage Architecture)の3方式がある。Fibre Channelは同軸ケーブルや光ケーブルなどを用いる。転送速度は133Mbpsから数Gbps。サーバーなどハイエンドの用途を想定している。
IEEE1394は家庭での利用を想定している。SSAはFibre Channelによく似た規格だが、転送速度や転送距離などはFibre Channelより劣る。
SCSI ID
SCSIインタフェースで接続した機器に付けられる認識番号。現在SCSIの規格で主流となっているSCSI-2ではパソコンを含めて最大8台までの機器を接続でき、番号は0〜7までを付ける。番号は装置を認識する固有の番号となるため、数字が重ならないように設定する。パソコンのSCSIカードは7番に、起動用のハードディスクがSCSIの場合は0番にするのが一般的。
SDRAM synchronous DRAM
パソコンのメインメモリーで現在主流になっているタイプのDRAM。SDRAMと略す。DIMMの形状でパソコンに搭載されることが多い。また、グラフィックス専用メモリーであるSGRAMとともに、グラフィックスメモリーとしてもよく使われている。
システムバスクロックに同期して動作することが特徴。アドレスの指定をコマンドの形で行うため、読み始めには若干時間がかかるが、その後は内部のパイプラインにより、1クロックにつき1つのデータを読み出すことができる。
SE system engineer
業務のコンピューター化にあたって、業務内容を調査分析し、コンピューターシステムの基本設計とその細かな仕様を決める技術者のこと。
システム開発のプロジェクト管理やソフトウエアの開発管理、保守管理も行う。主な仕事が基本設計であるため、プログラムを作成するプログラマーとは違って、ハードの仕組みやソフトの構築方法、業務全般にわたる幅広い知識とプロジェクト管理の経験が要求される。営業を担当するセールスエンジニアをSEと呼ぶ場合もある。
SECC single edge contact cartridge
初期のPentium IIが採用していたパッケージ。Slot 1に装着して用いる。CPUを搭載した基板をプラスチックの保護カバーが覆う構造を採っており、一見するとゲーム機のROMカートリッジに似ている。現行のPentium IIのパッケージは、Pentium IIIが採用するSECC2に切り替わっている。
SECC2 single edge contact cartridge 2
Pentium IIIや現行のPentium IIが採用している新しいパッケージ。Slot 1に装着して用いる。CPUを搭載した基板の片側にプラスチックのカバーが付く。ちょうどSECCからケースの半分を取り去ったような形状になっている。
SECC2は、さらにPLGA(plastic land grid array)とOLGA(organic land grid array)の2つに分かれる。PLGAはCPUチップ部分がプラスチックになっており2次キャッシュはCPUチップの両側に取り付けられている。比較的低い動作周波数のPentium IIが採用している。OLGAはCPUのシリコンチップがむき出しになっており2次キャッシュは片側にまとめられている。動作周波数が高いPentium IIとPentium IIIに採用されている。
SEPP single edge processor package
Celeronが採用していたCPUパッケージ。Slot 1に装着して用いる。外見はCPUを搭載した基板そのもの。ちょうどSECCからカバーを外した形状に当たる。Celeron 466MHzからは、パッケージはSocket 370用のPPGAのみになり、SEPPは廃止された。
SGRAM synchronous graphic RAM
シンクロナスDRAM(SDRAM)にグラフィックス専用の機能を追加したメモリー。SDRAMとともに、グラフィックスメモリーとして現在の主流になっている。画像データをビット単位で書き込めるライト・パー・ビット機能、32ビットのI/Oに対して1バイトごとに書き込みを制御するバイトマスク機能、8カラムのデータを1サイクルで書き込めるブロックライト機能などを備え、高速に画像を表示できる。
Shockwave ショックウェーブ
Webブラウザー上でマルチメディアデータを再生するソフトウエア。米マクロメディアが開発した。同社のDirectorなどのグラフィックス関連ソフトで作成したデータをインターネットで送信し、Webブラウザーで表示できるようにする。音声データの再生も可能。
99年6月時点の最新版「Shockwave 7」はWindows用やMac OS用のそれぞれで、Communicator用プラグインソフトおよびInternet Explorer用のActiveXコントロールとして提供されている。マクロメディアのWebページからShockwaveプラグインを入手した場合、ベクトルグラフィックス、アニメーションの再生などに用いるFlash Playerも同時にインストールされる。
SHTTP Secure Hypertext Transfer Protocol
WWWの標準プロトコルであるHTTPにセキュリティ機能を設けたもの。データの暗号化、認証、電子署名機能を持つ。SHTTPを採用しているWebサイトではURLのプロトコル部分が「shttp://」になる。同様のセキュリティ技術としてはSSLというプロトコルがあり、Webサイトが実装しているセキュリティ技術では主流になっている。
SIMM シム;single in-line memory module
メモリーチップを小型のプリント基板に実装したメモリー増設用モジュールの一種。パソコンのメインメモリーには、EDO DRAMまでは72ピンタイプのSIMMが広く使われていたが、現在ではシンクロナスDRAMを搭載したDIMM(dual in-line memory module)が主流になっている。
Slot 1 スロット1
Pentium II/IIIやSEPP版のCeleronをマザーボードに取り付けるためのスロット。
Slot 2 スロット2
Pentium II/III Xeonをマザーボードに取り付けるためのスロット。Slot 1より一回り大きい。
Slot A スロットエー
米AMDのハイエンドCPUであるAthlon(開発コード名K7)をマザーボードに取り付けるためのスロット。形状はSlot 1と同じだが互換性はなく、電気信号レベルでは米コンパックコンピュータのAlpha 21264と互換性を持つ。
SMA shared memory architecture
メインメモリーの一部をグラフィックスメモリーとして使用する技術。UMA(unified memory architecture)とも呼ぶ。グラフィックス専用のメモリーを用意する必要がないため、コストを削減できる。メモリー価格の下落により存在意義が疑問視されたこともあったが、米インテルのi810などの低価格パソコン用グラフィックス統合チップセットがこの技術を採用したため、再び注目を集めている。
SMTP simple mail transfer protocol
インターネットメールをコンピューター間で転送する際に利用されているプロトコルのひとつ。ユーザーがメールを送信する時やメールサーバー同士がメールを転送する場合に用いる。SMTPに対応するメールサーバーをSMTPサーバーと呼ぶ。一方、ユーザーがメールサーバーからメールを受信する際のプロトコルにはPOP3やIMAP4がある。
Socket 370 ソケット370
PPGA版のCeleronをマザーボードに取り付けるためのソケット。370はピンの数を表す。Celeron 466MHzからはSlot 1用のSEPPが廃止されすべてPPGAになったため、今後Celeronはすべてこのソケットに取り付けることになる。
互換CPUでは、米ライズテクノロジーがSocket 370用のmP6であるTiger(開発コード名)を出荷予定。サイリックスのSocket 370用CPUであるMXsは実用化が危ぶまれている。
Socket 7 ソケット7
PentiumやMMX Pentiumで用いられる321ピンのZIFソケット。米インテルが既にデスクトップパソコン用のMMX Pentiumの生産を終了しているのに対し、米AMDのK6シリーズや米サイリックスのM IIなどが対応しているため、現在では互換CPUのプラットフォームの代名詞になっている。AMDは100MHzのフロントサイドバス(FSB)に対応したソケット7を特にSuper7と呼んでいる。
SOHO ソーホー;small office home office
数人で構成する小規模事業者や個人事業者のこと。米国では多いが、日本ではこれから増えてくると期待される。パソコン導入が進む有望市場としてパソコン業界の注目を集めている。
SOI silicon-on-insulator
高性能なCPUの生産などへの応用が期待されている新しい半導体生産技術。米IBMが98年8月に技術を確立した。LSIの内部でこれまで接していたトランジスター部分とシリコン層を絶縁層によって分離することにより、性能の低下と消費電力の上昇をもたらす有害な電気作用を抑える。同社によると、SOIを採用することにより、チップの性能は最高で35%向上するという。性能レベルを一定にした場合には、消費電力を3分の1以下に抑えることができる。
Sound Blaster サウンドブラスター
シンガポールのクリエイティブテクノロジーが開発・販売しているWindows用サウンドボードのブランド名。PCM音源、FM音源、ジョイスティックなどのインタフェースを装備する。以前はISAバススロットに取り付けるSound Blaster 16シリーズが主流だったが、その後、Sound Blaster AWE32、同AWE64を経て最新製品はPCIバススロット用のSound Blaster Live!シリーズ。アナログの音声入出力端子のほか、デジタル入出力端子も備え、付属のソフトウエアで再生音に多彩な特殊効果をかけることができる。
Sound Blasterは事実上の業界標準となっており、他社製サウンドボードやサウンドチップのほとんどはSound Blasterの上位互換となっている。
SPAMメール スパムメール
広告や勧誘など主に営利目的で大量に配信される電子メールのこと。ダイレクトメールの電子版といえる。SPAMは米ホーメル・フーズの缶詰の名称に由来する。
WWWやネットニュースなどから大量に入手したメールアドレス向けに送信される。受信側の都合を考慮しないシステムである点、同じ内容のメールが大量にネットワークに流れるため通信回線に負担をかける点などで問題視されている。米国議会にはSPAMメールを禁止する法案も提出されている。
SRAM エスラム;static RAM
パソコンではキャッシュなどによく用いられる高速なメモリー。DRAMとは異なりリフレッシュ動作が不要なため、その分高速に動作する。一方、DRAMより高容量のメモリーが作りにくく、容量当たりの価格も高い。
STN液晶 super twisted nematic liquid crystal
単純マトリックス方式の液晶を使い、液晶分子のねじり角を240度程度と大きくして透過と遮断の差(コントラスト)を高めた液晶。現在ではSTNを改良してさらにコントラストを高めたDSTN液晶が一般的。
Super7 スーパー7
100MHzのフロントサイドバス(FSB)に対応したSocket 7。米AMDが、100MHzバスに対応したK6-2のために作った用語。
SVGA super VGA
IBM PS/2に標準搭載されたグラフィックス表示機構VGAを拡張した規格一般のこと。640×480ドット表示のVGA規格も含む。単に800×600ドットの解像度を指してSVGAと称する場合もある。
主な解像度は800×600ドット、1024×768ドット、1280×1024ドットなど。このうち1024×768ドットをXGA、1280×1024ドットをSXGAと呼ぶこともある。表示色は256色から1677万7216色まで各種の設定がある。米国の標準化団体VESAが作成し、これがDOS/V機(PC AT互換機)での実質標準になっている。