サーバー server
ネットワーク上で、ほかのコンピューターに対して各種のサービスを提供するコンピューターやソフトウエアのこと。サーバーが提供するサービスを利用する側をクライアントと呼ぶ。代表的なサーバーには次のようなものがある。
ファイルサーバーは、ハードディスクやMOなどの記憶装置をクライアントが共有できるようにする。
プリントサーバーは、クライアントがプリンターを共有できるようにする。またはLANに接続されているプリンターを共有プリンターとして制御する。
コミュニケーションサーバーは、モデムなどの通信装置をクライアントに共有資源として提供する。
データベースサーバーは、データベースを保有し、クライアントから検索や更新などの要求を受けると処理を行い、結果をクライアントに返す。
メールサーバーは、電子メールの機能を提供する。電子メールの送受信や各ユーザーの電子メールの管理を行う。また、電子メールの利用者の管理も行う。
HTTPサーバーまたはWebサーバーは、HTMLファイルをHTTPプロトコルを使ってクライアントに配信し、クライアントのWebブラウザーが表示できるようにする。
FTPサーバーは、FTPプロトコルでファイルを送受信する。ファイルサーバーがクライアントのローカルディスクに見えるのに対して、FTPサーバーはFTPソフトを使ってファイルのやり取りをする。
小規模なLANやネットワークでは、これら各種のサーバー機能を1台のサーバー機で実現する場合もある。ただし、クライアントが増えてくると負荷が集中し、処理が遅くなる。一定規模以上のネットワークでは、サーバーを複数台設置して、処理を分散させることが多い。
再起動
パソコンの使用をいったん終了し、起動し直すこと。周辺機器をつなぎ変えるなど、OSをもう一度立ち上げなければできないような変更が必要な時に実行する。Windows 95では「Windowsの終了」メニューから「コンピュータを再起動する」を、Mac OSでは「特別」メニューから「再起動」を選び再起動させる。
パソコン本体がハングアップした場合などはリセットボタンを押して再起動させる。キーボードからの再起動は、DOS/V機(PC AT互換機)の場合は[Ctrl]+[Alt]+[Delete]キー、Mac OSの場合は[コマンド]+[control]+[パワー]キーの3つを同時に押して行う。
最小化ボタン
Windows 95/98/NT4.0で、ウインドウをデスクトップ上から消し、タスクバー上に収めるためのボタン。ウインドウのタイトルバーの右上に配置されている3つのボタンのうち、最も左側にあるものを指す。
最大化ボタン
Windows 95/98/NT4.0で、ウインドウをフルスクリーン表示するためのボタン。ウインドウの右上に配置されている3つのボタンのうち、真ん中にあるものを指す。また、フルスクリーン表示されている場合は、最大化ボタンは自動的に「元のサイズに戻す」ボタンに切り替わる。
サイト site
インターネット関連ではWebサイトやFTPサイトなどのように、Webページを表示するためのデータや、FTPで取得できるデータが登録されているサーバーを意味する。1台のコンピューターがWebサイトとFTPサイトを兼ねている場合もある。
再変換
かな漢字変換でいったん確定した文字列をさらに別の漢字に変換すること。日本語入力ソフトでは、直前に確定した文字列に限って再変換が可能なものが多い。
ワープロソフトなどでは、標準で付属する日本語入力ソフトを組み合わせてさらに高度な機能を実現しているものもある。MS-IME 2000とWord 2000、ATOK12と一太郎9などを組み合わせて使用すると、入力したどの文字でも再変換ができる。この場合、確定した文字列付近で変換キーを押すと再び変換候補を表示する。
財務会計ソフト
パソコンで経理業務を処理するためのソフト。月末集計、年度決算に必要な決算報告書や各種の申告書などの資料を、簡単に作成できる。従業員規模が10〜100人前後、1年間の伝票処理件数が数千枚程度の場合に、特に財務会計ソフトは大きな威力を発揮する。インテュイット、オービックビジネスコンサルタント、ソリマチ、ピー・シー・エーなどの製品が代表例。
会計処理は、毎日の伝票を基に出納帳へ記入したり、仕訳別の元帳へ転記したり、さらに月次処理や決算処理で集計するなどの煩雑な作業が必要となる。財務会計ソフトを利用すれば、伝票ごとのデータを入力するだけで出納を複数の元帳へ自動的に転記したり、計算できる。月末や決算時の処理もコマンドを入力するだけで済み、月次処理や決算処理を大幅に効率化できる。データ入力を省力化する機能や基本的な経営分析機能を持つソフト、売掛金管理や買掛金管理などの販売管理の一部と財務処理を連動できるソフトもある。
サウスブリッジ South Bridge
チップセットの構成要素のうち、PCIバスとISAバスを接続するPCI/ISAブリッジ部分の通称。CPUを北に見立てた場合、南側に位置することからこのように呼ばれる。PCIとISAバスを電気的に接続するだけでなく、DMAコントローラー、割り込みコントローラー、タイマー/カウンター、USBコントローラーなど主に入出力に関連した機能を持つ。
サウンド機能
パソコンで音を出す機能。最も単純なものは、圧電ブザーを使ったビープ音機能。入力を促したり、作業の終了、警告といった用途に使われることが多い。ビープ音に次いでDOSパソコンに普及したのが、FM音源を使ったサウンド機能。専用LSIを使って音を合成し、ゲームの音楽や効果音として使われる。Windows 3.1の登場で急速に普及したのが、PCM音源を使ったサウンド機能。音の発生だけでなくマイクロフォンなどを使って音を記録することが可能。最近のほとんどのパソコンはサウンド機能を標準で搭載している。
サウンドチップ
パソコンやシンセサイザーで音を発生するための専用LSI。従来、サウンドチップはほかの周辺部品などとともにサウンドボードとしてパソコンに搭載されるケースが多かったが、最近ではマザーボードにサウンドチップを直接搭載する場合が多い。
現在、パソコンに搭載されているサウンドチップで一般的なのは、FM音源やPCM音源などを1チップに収めたタイプ。FM音源は複数の発信器が出す正弦波を合成して変調させる方式。一方、PCM音源はサンプリングされたデジタルデータを直接再生する方式。
サウンドボード sound board
パソコンで音を発生するための拡張ボード。FM音源やPCM音源などのサウンドチップを搭載している。代表的なメーカーにシンガポールのクリエイティブテクノロジー(国内販売元はクリエイティブメディア)などがある。
差し込み印刷
文書の一部にほかのファイルのデータを差し込み、その部分だけを変えながら何枚も同じ内容で印刷する機能のこと。ワープロソフトでは一般的な機能。
例えば、文面は同じであて名だけが違う案内状を作成するような時に利用する。この場合、あて名のリストを別に作成しておき、案内状を印刷する時に差し込み印刷を実行すれば、あて名の部分だけが異なる案内状を必要枚数だけ印刷できる。請求書や契約書などにも利用できる。
差し込むデータは文章中に自由に埋め込める方がよい。差し込み用欄の長さよりデータが長い場合には、はみ出した部分を切り捨てるもの、折り返して欄を2行にするものなどがある。
サスペンド suspend
データやプログラムを作業時の状態のままにして、パソコンの動作を一時的に停止させること。CPUやハードディスクなどの動作を停止させ、ディスプレイには何も表示させないようにする場合が多い。この間、パソコンでの作業はできない。また、一定の時間キーボードやマウスからの入力などがなかった場合に、自動的にサスペンド状態になることをスリープという。
OSを終了させて電源を切るのとは異なり、専用のボタンを押すなどすれば、システムを再起動せずに、数秒で元の状態に戻って作業ができる。特にノートパソコンでは、バッテリーの消費を防ぐための機能として早くから採用されてきた。
サブルーチン subroutine
プログラムを記述する際の基本的な技法のひとつ。さまざまな場面で利用できる処理手順を、メインとなるプログラムとは別に記述しておき、実行時にはメインのプログラムから呼び出して利用する。開発効率を向上させるばかりではなく、読みやすく、修正しやすいプログラムを作るのにも役に立つ。メインのプログラムをメインルーチンと呼ぶこともある。
差分ファイル
データやプログラムを更新させるために、専用のソフトを利用して変更前後の相違点だけをまとめたファイル。更新前のファイルと差分ファイルがあれば、最新状態のファイルを生成できる。オンラインソフトのバージョンアップなどに利用される。
サポート support
ハードやソフトの利用方法に関する質問受け付けや情報提供、トラブル発生時の解決や修理、ソフトのバージョンアップなどアフターサービス全般のこと。パソコンメーカーやソフトハウスのほか、ディーラーや販売店も実施している。
パソコンメーカー各社はこの1〜2年、電話による問い合わせ対応の改善に積極的に取り組んできた。対応人員を増やすなどした結果、かつて「ほとんどつながらない」と不評だった電話接続率が急速に上昇。NEC、富士通、日本アイ・ビー・エムなど大手メーカーの電話サポート窓口はいずれも2、3回に1回の割合で電話がつながるようになった。富士通のように会員制で優先的なサポートを受けられるサービス(有償)を開始したメーカーもあるが、会員数はさほど伸びていない。電話接続率改善により、メリットが薄れているのが実情だ。
マイクロソフトやロータスなどの一部大手ソフトハウスは95年初頭から、ユーザーに対する問い合わせサポートの一部を有料化した。製品購入後の一定期間は無料とし、それ以降は有料でサポートを行う。ただし有料化したソフトハウスは今のところさほど多くない。
サムネイル thumbnail
画像ファイルや文書ファイルのデータを開いたときのイメージを小さく表示したもの。デスクトップ上のファイルアイコン自体を内容に合わせて画像化したものもサムネイルと呼ぶ。もともとは英語で親指のつめという意味。
写真データなどはファイル名を見ただけではファイルの内容が分からない。そこで、グラフィックスソフトや画像管理ソフトなどで、サムネイルをプレビューに利用し、ファイル名を選択しただけでデータのイメージを小さく表示する機能を持つ製品もある。
サンプリング sampling
デジタル録音の一段階。音をコンピューターに取り込む一連の作業を指すこともある。本来は標本化の意味。
音楽用CDなどで普及しているPCM方式のデジタル録音は、次のような手順で音を記録している。まず、連続変化量である音の信号を、一定時間ごとに切り出す。切り出した音の大きさを、ふるいにかけて、非連続的な値に割り振る。この非連続的な値を2進数に変換し、コンピューターなどに取り込み、ハードディスクなどの記憶装置に記録する。この切り出しの作業をサンプリング、ふるいにかける作業を量子化、2進数の桁数を量子化数(単位はビット)と呼ぶ。
1秒間に切り出しを行う回数をサンプリング周波数と呼ぶ。切り出す回数が多いほど、つまりサンプリング周波数が高いほど、原音に忠実なデジタル録音が可能。デジタル録音では、サンプリング周波数の半分までの高さ(周波数)の音までしか記録できない(サンプリングの定理)が、人間の耳で聞こえる周波数の上限は約20kHzとされており、サンプリング周波数が44.1kHzの音楽用CDなどでは、ほぼ原音に近い音が録音・再生されているように聞こえる。
また、量子化数もPCM方式のデジタル録音で音の品質を左右する要素のひとつ。量子化数が大きいほど、つまり非連続的な刻みが細かいほど、原音に忠実な録音が可能。音楽用CDでは、量子化に16桁の2進数(16ビット)を使っている。
シーク時間 seek time
ハードディスクなど回転式記憶装置の性能指標のひとつ。ディスクの所定の位置にヘッドを移動させるまでの時間を表す。ディスクの内周部と外周部で異なるので、通常は平均値を用いる。
基本的にはこの数字が小さいほど高性能で、データの読み書きを開始できるまでの時間が短い。シーク時間と類似した記憶装置の性能指標にアクセス時間があるが、こちらはシーク時間と、ディスクが回転して読み書きする個所がヘッドの下に来るまでの回転待ち時間との合計で決まる。
現在、パソコン用ハードディスクのシーク時間は、速いものだと5ミリ秒程度。MOディスク装置では27〜30ミリ秒程度が標準的。
シーケンサー sequencer
いくつかの操作を決められた手順に従って行う装置。音楽の分野ではシンセサイザーなどの電子楽器の自動演奏を制御する機器を指す。パソコンにMIDIのインタフェースとシーケンスソフトを付加したシステムもシーケンサーである。シーケンサーは手順に従った信号を再生する機械なので、コンサートやショーで照明制御、機器操作に使うこともある。
シーケンスソフト sequence software
MIDI楽器による演奏データの記録・編集・再生を行うソフト。Visionシリーズ(米オプコードシステムズ)やPerformerシリーズ(米マーク・オブ・ザ・ユニコーン)、CUBASEシリーズ(独スタインバーグ)、Cakewalk(米ケークウォーク)、XG Works(ヤマハ)、Singer Song Writer(インターネット)などの製品がある。いずれもパソコンのキーボードやMIDIインタフェースを介してパソコンに接続されたMIDI鍵盤を使って音楽データを入力し、画面上で音楽を編集、MIDI音源で演奏ができる。入力したデータはいろいろな編集が可能。例えば、同じパターンが続く曲では、1回だけそのパターンを入力し、何度もコピーすればいい。また音を好きな高さにシフトする移調もできる。再生する時には、テンポを自由に変えたり、途中で止めて好きな個所から再生できる。
関連ソフトとして、Peakのようにサンプリングされた音を編集する波形編集ソフトや、Finale、Overtureといった楽譜の作成、印刷を行うノーテーションソフトなどがある。
シートフィーダー sheet feeder
プリンターの給紙部分のこと。所定の位置に用紙を置くと、自動的に1枚ずつ紙送りして印刷を実行する。カセットで紙を補給するタイプもある。
シェアウエア shareware
一定の試用期間後に継続して使う場合に、対価を求めることを作者が表明しているオンラインソフトのこと。ソフトの使用説明書や起動画面にシェアウエアである旨が書かれており、金額や送金先が指示されている。送金確認後に送られてくるパスワードを入力しなければ、使用期間や機能が限定される仕組みを備えているソフトもある。対価を求めないソフトはフリーソフトと呼ばれる。
自己解凍ファイル
解凍用のソフトがなくても解凍できるようになっている実行形式の圧縮ファイル。ファイルに解凍用プログラムが付け加えてある。実行形式なのでWindowsやMac OSなど、指定されたOS上でしか解凍できない。
辞書
日本語入力ソフトや翻訳ソフトでの変換処理に必要なデータを収めたファイルのこと。一般の国語辞典や英和辞典と同じ内容をパソコン上で検索できる辞書ソフトを指す場合もある。
日本語入力ソフトでは、かな漢字変換処理のためのプログラムとは別に、単語の品詞や意味的な属性などが収められている独自の辞書ファイルを用いる。ユーザーが登録した単語などを収める「ユーザー辞書」は別ファイルになっている場合が多い。
辞書の優劣は、日本語入力ソフトのかな漢字変換効率に直接影響する。普通名詞や固有名詞など辞書の登録語数が多いと、それだけ目的の漢字に変換しやすくなる。ただし、動詞や形容詞などの活用形に柔軟に対応するなど、文法精度も高いことが重要。
医学用語や科学技術用語など特定の専門用語を収録している専門用語辞書、郵便番号を入力して変換すると住所を表示する郵便番号辞書などが用意されている日本語入力ソフトもある。
辞書登録
日本語入力ソフトなどの辞書で標準では収録していない単語を、ユーザー自身が登録すること。いったん登録しておけば、ほかの単語と同じように変換候補として表示されるため、かな漢字変換の効率が向上する。翻訳ソフトなどにも辞書登録の機能がある。
日本語入力ソフトでは辞書登録の際に、人名、地名、サ変動詞の語幹、形容動詞の語幹など品詞を指定できるソフトが多い。一般にこうした分類が細かいほど、変換効率が高まる。
たいていは、辞書登録した内容をテキストファイルに書き出したり、逆にテキストファイルにある単語リストを辞書登録することができる。ほかの日本語入力ソフトの辞書データを変換して利用するためのユーティリティを付属している製品もある。
システム system
複数の要素が関係し合い、まとまって機能する組織や系統のこと。コンピューターでは全体として機能するハードとソフトの組み合わせなどを指す。
例えば、書類作成のためのパソコン本体、ディスプレイ、キーボード、マウス、プリンター、OS、ワープロソフトの組み合わせなど。職場での連携作業のために複数のパソコンを接続したLANや、さらにはデータベースを遠隔地のパソコンからオンラインで利用する仕組みなども同じ。コンピューターを稼働させるための基本となるパソコン本体部分やOSだけを指すこともある。
システムバス
パソコンのマザーボード上のバスのうち、CPUとメモリー、チップセットの間を接続するバスのこと。システムバスのバス幅と動作周波数がパソコン全体の処理性能に大きく影響する。PentiumやPentium II搭載パソコンなどのシステムバスの動作周波数は、97年末までは66MHzが主流だったが、98年春から100MHzに対応したものが登場している。
米インテルが99年4月に発表したSlot 1/Socket 370用チップセット「i810」ではCPUとチップセット間は66MHz、チップセットとメモリー間は100MHzで駆動する。このためCPUとチップセット間をフロントサイドバス(FSB)、チップセットとメモリー間をメモリーバスと区別して呼ぶこともある。
システムファイル system file
OS本体やOSの動作に直接関連する、プログラムとデータを記録したファイル。例えばWindows 95/98では、システムファイルは基本的にWindowsという名前のフォルダーにまとめられている。
システムファイルチェッカー system file checker
Windows 98に付属するシステムユーティリティのひとつ。Windows 98のシステムファイルについて問題や破損がないかをチェックし、例えば書き換えられたりして問題が発生しているファイルなどを、Windows 98のオリジナルのファイルに書き戻す機能を持つ。
システムリソース system resource
Windows 95/98およびWindows 3.1で、ウインドウ表示などを行うUSERというプログラムや、グラフィックス処理を行うGDIというプログラムが利用するメモリー領域のこと。Windows 3.1ではシステムリソースとして使えるメモリーがそれぞれ128KB、64KBと決まっていた。そのためアプリケーションがシステムリソースを大量に消費すると、多くのメモリーを搭載したパソコンでも、システムリソースがなくなりメモリー不足でエラーが起こることがあった。
一方、Windows 95/98には、16ビット版と32ビット版のUSERとGDIがあり、処理内容に応じてそれらを使い分けている。これに対して16ビット版のUSERとGDIは、Windows 3.1と同じ制約があるが、32ビット版の方は最大4GBまでシステムリソースを使える。そのため、Windows 3.1と比べてシステムリソース不足によるエラーが起こる可能性はかなり低くなっている。
システム領域
メインメモリーのうち、OSなどが利用するメモリー領域のこと。これに対し、アプリケーションが利用する領域のことをユーザー領域という。
下付き文字
化学式の「H2O」の「2」などのように、文字の右下に付く小さな文字のこと。
自動着信
かかってきた電話を受けて自動的に通信を開始する機能。電話がかかってくると、モデムは通信を始める準備をする。準備を完了するとホストコンピューターに通知し、通信を開始する。
96年夏ごろからはパソコン内蔵のモデムにも装備され、留守番電話の代わりに自動的にメッセージを録音する機能などを実現している。
自動変換
日本語入力ソフトで、かなを次々に入力していけば変換キーを押さなくても、ソフトが自動的に漢字に変換していく機能。かなのキー入力が一通り終わってから漢字変換を開始する一括変換とは異なる。
入力中のかながある程度の長さになると、自動的に漢字に変換し始める。文節の区切り位置を指定する必要はない。日本語入力ソフトの進歩の象徴としてもてはやされた時期もあったが、人が意識して変換キーを押すのと比べるとどうしても誤変換は多く、再変換作業にかえって手間取るため、最近はあまり使われていない。
自動保存
アプリケーションソフトなどで作業中のデータを自動的にファイルとして保存する機能。ユーザーが指定した一定時間ごとに保存するものや、文字などを決められた回数だけ入力すると保存するものなどがある。パソコンがトラブルを起こしたり、ソフトがハングアップしてしまった場合に、作業中のファイルを丸ごと失わないで済む。
シフトJISコード shift JIS code
パソコンで主に利用されている日本語文字のコード体系。1バイト文字と2バイト文字が混在しても判別できるようにJISで規定した漢字コードの全角文字を順序を変えないまま割り当て直した。JISコードよりも文字列の処理が簡便にできるようになっている。
ジャギー jaggy
文字を拡大した場合や、グラフィックスソフトで描いた図形の縁などに表れるギザギザのこと。斜めの線を印刷した時や、ビットマップフォントを拡大して印刷した場合に生じやすい。
最近のパソコンは、ジャギーを防ぐために、ドット密度の高いフォントやアウトラインフォントを採用している。
また、ジャギーをできるだけ滑らかに表示する技術として、スムージングやアンチエイリアシングなどがある。
斜体 italic
文字全体を傾斜させた文字。ワープロなどの文字修飾のひとつとして用意されている。英文ワープロではイタリック体とも呼ばれる。特定の文字や単語を目立たせるために利用する。英文だと斜体の単語は外来語を意味していることが多い。
シャットダウン shudown
パソコンの使用を終えてシステムを停止する操作のこと。Windows 95/98はスタートメニューの「Windowsの終了」、Mac OSは「特別」メニューの「システム終了」を実行する。こうした操作をきちんと行わないと、次回パソコンを起動する際に正しく起動できなくなることがまれにある。
ジャンパー jumper
接点の間を結ぶ導線のこと。基板の回路に設計ミスがあった場合に、ジャンパーで回路を修正する場合が多い。
ジャンパースイッチ
パソコンのマザーボードや拡張ボード、ハードディスクなどのドライブ類に付いている、2本のピンとそれに差し込む小さな部品のこと。この部品でピンをショートまたは解放して機器の設定を切り替えることができる。
周辺機器
必要に応じた機能を実現するために、パソコン本体に組み合わせて利用する各種の機器。ペリフェラル(peripheral)ともいう。ディスプレイや外付けハードディスク、プリンターなどが代表的。
機能構成上は内蔵ハードディスクやキーボード、マウスなども周辺機器といえるが、パソコン本体とは別に買い足すべき機器が周辺機器であるという見方もある。
用途別に見ると、ハードディスクなどの外部記憶装置、ディスプレイやプリンターなどの出力装置、キーボードやマウス、スキャナーなどの入力装置、モデムやLANボードなどの通信装置などに大別できる。そのほか、拡張スロットに挿入して使う各種の増設ボードも周辺機器に分類する場合が多い。
受信トレイ
電子メールソフトの画面中で、受信したメッセージを保管している場所。「トレイ」はファイルを保管しているフォルダーのイメージに近い。「受信ボックス」「受信箱」「inbox」などの名称を使う電子メールソフトもある。
出力装置
プリンターやディスプレイなど、コンピューターで処理された情報を出力する装置の総称。
ジョイスティック joystick
台に据え付けられた15〜20cmほどの長さの棒を前後左右に傾けることにより画面上のカーソルやキャラクターなどの移動を行う入力装置。飛行機の操縦かんのような形をしたものなどもある。
ポインティングデバイスの一種として、ゲームソフトなどで利用する。前後左右に機敏に動かせるのが特徴だが、マウスやタブレットに比べて正確な指示がしにくいという難点がある。そのため、使用前にOS側の設定調整が必要になる。
上位互換
機能や性能面で上位に位置付けられる製品が、既存の下位製品との互換性を備えていること。
例えば、アプリケーションソフトのバージョンアップによって新たに機能が加わった場合、旧バージョンで作成したファイルは新しいバージョンでも開くことは可能だが、新しいバージョンで作成したファイルは旧バージョンでは読めないことがある。こうした場合を上位互換という。
消磁
CRTディスプレイで、地磁気の影響を取り除く機能。デガウス(degauss)ともいう。CRTディスプレイは画面の表示に電子ビームを用いるため、地磁気の影響を受けて画面の周囲に色むらが生じることもある。これを防止するため、通常は電源投入時に消磁機能が働き、「ブーン」という音がする。
昇順
データを並べ替える時、値の小さいデータから順番に並べていくこと。日時データなら古い日時が、文字列なら文字コードの小さいものが前に来る。逆の並べ方が降順。
常駐プログラム
プログラムが常にメモリーに存在し、特定のキー操作ですぐに立ち上がったり、ウイルスチェックなど常にパソコンの動作を監視するものを指す。たくさんの常駐プログラムを使うと、その分、メモリーの容量が必要になる。
ショートカット shortcut
Windows 95/98/NT4.0で、ファイルやフォルダー、ディスク、プリンターなどにアクセスするために、別に用意するファイルのこと。ファイル名にはlnkという拡張子が付き、ファイルのアイコンには左下に矢印記号が付く。よく利用するファイルが階層の深いフォルダーにある場合、そのファイルを開くのは面倒だ。しかし、ショートカットをデスクトップ上に作っておけば、そのアイコンをダブルクリックするだけでファイルを開くことができる。Mac OSでは同様の機能をエイリアスという。
ショートカットキー shortcut key
[Ctrl]キーや[Alt]キーなどを英数字キーと同時に押すことで特定のコマンドを実行する組み合わせのこと。メニュー選択やコマンド入力が必要な機能を、簡単なキー操作で実行するために定義されている。
WindowsやMac OSでは、ファイル操作やコピー操作などのショートカット手順は、どのソフトでも共通化されている。例えばWindowsなら、[Ctrl]キーを押しながら[S]を押すだけで、メニューからファイル保存を選んだ時と同じようにファイル保存を実行できる。
プルダウンメニューではメニュー中のコマンド名の右側に、そのコマンドに対応したショートカットキーの定義を表示している。
初期化 initialize
ディスクやメモリー上に存在する記録内容を消去し、使い始めの状態に戻すこと。通常はフロッピーディスクやハードディスクなどをOSから利用できるようにするための、ディスクのフォーマット作業を指す場合が多い。ディスクを初期化すると、データを記録するための枠組みだけの状態になる。メモリーの初期化は、電源を入れた時やリセットした時などに行われる。
初期設定
パソコンや周辺機器などのハードウエアや、ソフトウエアを使うために必要な最初の設定状態。通常はセットアップ時に初期設定が行われる。いったん設定するとそれほど頻繁に変更する必要がない項目が主に初期設定の対象になる。ユーザーが何も指定しない場合に選ばれる初期設定をデフォルトと呼ぶ。
最近のハードやソフトは、メニュー選択など簡単な操作で初期設定が行える製品が多い。Windows 95/98のプラグ・アンド・プレイ機能は、パソコン用拡張ボードの初期設定を自動的に行う。
書式 format
文書や表などを画面に表示する際の体裁のこと。表計算ソフトやデータベースソフトでは、データの表示形式を指す場合もある。
ワープロソフトでは、フォントの種類やサイズ、下線や文字飾り、ルビなどを書式として設定する。特定の文字列を行の中央に自動的に配置するセンタリング(中央寄せ)や、行の左端に配置する左寄せ、行の右端に配置する右寄せなども書式の一種。
表計算ソフトやデータベースソフトなどでは、データとして登録している内容はすべて同じだが、書式を指定することで用途別にさまざまな形式で表示や印刷を行う。例えば日付を表示する時に、「1999年11月23日」、「平成11年11月23日」、「Nov. 23, 1999」と書式を変更することで同じ日でもさまざまな表示が可能になる。
シリアルナンバー serial number
ソフトウエアの違法コピーを防止するため、ライセンスごとに割り当てられた識別番号。ソフトによってはCDキーやIDなどと呼ぶ。
CD-ROMで提供されるソフトでは、シリアルナンバーはCD-ROMのケースや登録用はがき、マニュアルに記載されていることが多い。大半のパソコンソフトは、シリアルナンバーを入力しないとインストールできない。また、LANにつながっている複数のパソコンに同じシリアルナンバーのソフトをインストールしても、同時に起動できないことがある。
シリアルポート serial port
シリアルインタフェース用に用意された、パソコン本体や周辺機器が備えるコネクターのこと。RS-232CやUSB、IEEE1394などのポートがこれに含まれる。一般にモデムやTAはシリアルポートに接続する。DOS/V機(PC AT互換機)ではRS-232C、MacintoshではRS-422と呼ばれる規格を採用している、MacintoshではプリンターもRS-422規格のポートに接続するのが一般的。
シンセサイザー synthesizer
電子回路により音を合成し、各種音色を発生する装置。synthesizeは合成を意味する。疑似的に楽器音を発生するものや、音声を発生するものなどがある。音楽の分野で単にシンセサイザーという場合には、鍵盤の付いた電子楽器のことを指すことが多い。
現在では、多くのシンセサイザーにMIDI端子が用意されており、パソコンからMIDIインタフェースを介してMIDI信号を送れば、パソコンをシーケンサーにしてさまざまな自動演奏ができる。
垂直走査周波数
ディスプレイ画面に画像を表示するための、走査信号の垂直方向周波数のこと。具体的にはディスプレイが1秒間に画面を何回書き換えているかを表し、リフレッシュレートともいう。単位はHz(ヘルツ)。
水平走査周波数
ディスプレイ画面に画像を表示するための、走査信号の水平方向周波数のこと。具体的には1秒間に表示するライン数を指す。単位はHz(ヘルツ)。
スキャナー scanner
図形や写真などを読み取り、コンピューター上で自由に加工できるデジタルデータに変換する装置。イメージスキャナーとも呼ぶ。紙に書かれたり印刷された図形や写真に光を当て、その反射光をCCDやCISなどの受光素子で読み取り、色の濃淡を光の強弱に変換してデジタル化する。
パソコン用スキャナーには、複写機と同様に原稿をガラス台に置き、読み取りヘッドが動いて画像を読み込むフラットベッドスキャナー、ファクシミリのように原稿をローラーに吸い込ませるシートフィードスキャナー、原稿の上を手動または自動でなぞって読み込むハンディスキャナー、35mmフィルムやAPSフィルムなど写真フィルム専用のフィルムスキャナーなどの種類がある。現状ではスキャナー市場の7〜8割はフラットベッドスキャナーが占めている。
スキャナーは画像を細かい点の集まりとして読み取る。どれくらい細かい点に分割して読み取るかを示すのが解像度であり、1インチ当たりのドット数を示すdpiで表す。例えば、200dpiなら1インチの長さを200個の点に分割して読み取る。一般的には主走査方向(フラットベッド型では原稿台の短辺方向)の解像度で示すが、主走査方向×副走査方向(同じく短辺×長辺)で300×600dpiなどと表すこともある。
スキャン scan
紙や立体物に記された図形、模様、写真、文字などを、コンピューターで扱える画像データとして読み取ること。印刷物などを複写するように正確に読み取ることを指す場合が多い。画像データとして読み取るには、スキャナーと呼ばれる入力装置を使う。
スキャンディスク scandisk
ハードディスクの破損や不整合がないかをチェックし、破損個所を使わないようにしたり、整合性をとるなどして問題を解消するWindows 95/98付属のユーティリティ。FATの内容とハードディスクに記録されているファイルの格納場所の情報などを調査し、実際には使用されていないにもかかわらず使用不可となっているクラスターや、誤って複数のファイルに割り当てられてしまったクラスターが存在するファイルなどを検索。これらのエラーを修正するとともに、無効なファイル名、日付、重複する名前などもチェックする。
スクリーンセーバー screen saver
パソコンを起動したまま一定時間、入力操作しなかった時に、自動的に画面を暗くしたり、連続的に変化するグラフィックスなどを表示するソフト。マウスを動かしたり、キーボード上のいずれかのキーを押せば元に戻る。Windows 95/98は標準でスクリーンセーバーの機能を備えている。
CRTディスプレイに同じ画面を表示させたまま長時間放置しておくと、CRTの内部にある蛍光材料が劣化して、その部分が発光しなくなったり、スイッチを切っても跡が残る「画面の焼き付き」という現象が起きる。そこで長時間パソコンを使わないような場合は、動きのある画像を流すスクリーンセーバーで、焼き付きからディスプレイを守る。しかし、最近はディスプレイが改善され、焼き付きの問題は少なくなり、スクリーンセーバーも、デスクトップ環境をカスタマイズする1つのアイテムとして使われるようになった。
スクリプト script
一連の処理手順を記述したもの。UNIX上ではスクリプトファイルを実行することで、記述した処理を自動実行できる。MS-DOSで拡張子がbatとなっているバッチファイルもスクリプトの一種といえる。インターネットのWebページで使われるJavaScriptやVBScriptなどはスクリプト言語という。アプリケーションソフトなどのマクロ機能における処理の記述もスクリプトと呼ぶ場合が多い。
スクロール scrolling
表示範囲を上下左右へ移動させること。WindowsやMac OSなどのウインドウ環境では、ウインドウの右端や下端に表示されているスクロールバーをマウスで操作して画面をスクロールする。
最近のノートパソコンでは、スクロールバーを使わないでもスクロールできるようにするボタンが付いているものもある。また、IntelliMouseのようにホイールが付いたマウスを使うと、対応するアプリケーションではホイールを使ってスクロールできる。
スクロールバー scroll bar
ウインドウ内部をスクロール表示するための操作部。文書や表、図形などをウインドウ表示した時に、表示しきれない部分を見るのに使う。
左右方向のスクロールを操作するための水平スクロールバーと、上下方向用の垂直スクロールバーがある。それぞれウインドウの下端と右端に表示される。
スクロールバーにある四角形のツマミを動かすことでスクロールさせる。バーの両端には矢印付きのボタンがあり、これをマウスでクリックしてスクロールさせることもできる。
スケジューラー scheduler
時間や日程を管理するためのソフト。単に毎日のスケジュールを入力・表示できるだけではなく、指定した時間になると画面に自動的にメッセージを表示したり、入力データから週別や月別の表を作成してスケジュールを一覧表示できるなどの機能を持つソフトが多い。
個人向けスケジューラーの場合、住所録など他のデータベースと連携できるようになっている製品が主流になっており、このタイプをPIMと呼ぶ。また、多人数で協力して仕事を進めていく際の日程、資源(人や機材や金)の管理を行うソフトは、プロジェクト管理ソフトと呼んでスケジューラーと区別する場合もある。
スタートボタン start button
Windows 95/98/NT4.0で、タスクバーの左端の「スタート」と書いてあるボタン。このボタンを押すことでメニューが開き、そこからプログラムの起動や設定、Windowsの終了など基本操作が実行できる。
スタートメニュー start menu
タスクバーの左端にあるスタートボタンをクリックするとポップアップするメニューバー。アプリケーションを起動する「プログラムメニュー」を開いたり、Windowsの設定を変更したり、フォルダーやファイルを検索するなど、基本的な作業をここから始めることができる。
スタイルシート style sheet
ワープロソフトで、ページレイアウトや段落スタイルを登録した、文書作成の「ひな型」のこと。HTMLでのレイアウトスタイル記述言語CSSを指す場合もある。
ワープロでは文書によって、1ページの大きさ(A4判、B4判、ハガキなど)、段組み、用紙の上下左右の余白などのページレイアウトは違う。また、使用するフォントの種類や文字の大きさ、装飾なども文書の種類によって変えることが多い。そこで段落ごとにインデント、文字揃え、フォント、サイズなどを登録した段落スタイルを、文書の用途に合わせて何セットか用意しておく。例えば企画書では「タイトル、個条書き、連番、大見出し、小見出し、本文」といったように設定できる。
スタンドアローン stand-alone
コンピューターをネットワークに接続せず、単独で利用する形態のこと。
80年代半ばまでは、企業のパソコンでもスタンドアローンでの利用がほとんどだった。しかし現在では、LANを構築して複数のパソコンを接続し、データの共有や電子メールのやり取りなどを行うのが一般的になった。
ステータスバー status bar
Windowsのデスクトップ上で開かれるそれぞれのウインドウの下端にあって、情報を表示する行のこと。Webブラウザーではダウンロード状況やリンク先のURLなど、ワープロソフトでは入力モードやページ番号などが表示されたりする。
ストレートケーブル straight cable