ターミナルアダプター terminal adapter;TA

 

 ISDN回線(INSネット64)用のモデム。本来は、ある端末のインタフェースを特定のインタフェースに変換する装置のことだが、一般には、パソコンやアナログ電話機、モデムなど、ISDN回線に接続する機能を持たない通信端末をISDN回線に接続するためのアダプターを指すことが多い。DSUからのISDN回線をつなぐS/T端子、アナログ電話機をつなぐアナログポート、データ通信を行うパソコンをつなぐRS-232C端子などを備える。DSUを内蔵する製品も多い。

 主な役割は信号変換、通信速度の変換、回線制御。このほか、パソコンを使ってデジタル通信をする時に使う機能(例:非同期/同期PPP変換、マルチリンクPPP、BOD)、アナログポートにつないだ電話機で使う付加機能(例:疑似コールウェイティング)、INSネット64の付加機能への対応(例:INSナンバーディスプレイ、フレックスホン)といった機能を備えている。

 

ターミネーター terminator

 

 SCSI対応の周辺機器を順に接続するときに、本体から数えて最後に接続されたSCSI機器の余った接続コネクターに付ける器具。SCSIケーブル上の電気的な整合性を取るために接続する。

 アクティブターミネーターとパッシブターミネーターがあり、アクティブターミネーターは電圧レギュレーターを内蔵し余分なノイズや信号を打ち消す仕組みになっている。ターミネーターを内蔵している製品も多い。

 ISDN回線に機器を接続する場合に使われる終端装置もターミネーターという。信号の反射による障害が起きないようにするのが目的。最近のターミナルアダプターは、終端抵抗を内蔵している機種が多い。

 

ダイアログボックス dialog box

 

 WindowsやMac OS、OS/2などで操作の確認や動作環境の指定などが必要な時に表示されるウインドウ。例えばユーザーがファイルの削除を指示すると、「ファイルを削除しますか?」というメッセージと「はい/いいえ/キャンセル」というボタンを備えたダイアログボックスが表示される。そこで削除してもよければ「はい」のボタンをクリックする。

 ファイルを保存する時にファイル名の入力や選択を求めたり、印刷時にページ数や用紙を指定するためのダイアログボックスもある。

 

タイトルバー title bar

 

 WindowsやMac OSのデスクトップ上で開かれる各ウインドウの上端にあって、ソフトやファイルの名前などを表示する領域。アクティブウインドウはWindowsの場合は色がつくなど、タイトルバーの表示がほかのウインドウと違う。

 Windowsでは、最小化(画面から一時消す)、最大化(画面一杯に表示する)、ウインドウを閉じる、という3つのボタンが付いている。Mac OS 8以降では、ウインドウを閉じる、拡大する、ウインドウをたたむ(タイトルバーだけを表示する)という3つのボタンが付いている。

 タイトルバーをダブルクリックすると、Windowsでは最大化(または、元のサイズに戻す)を行い、Mac OSではウインドウをたたむ(または、元に戻して表示する)。

 

ダイヤルアップ接続 dial up access

 

 ネットワークへの接続方法のうち、利用時のみ一時的に電話回線などの公衆網を利用して接続する方法。これに対し、専用線を利用して常時ネットワークに接続する専用線接続がある。インターネットへの接続方法として一般的で、主に個人ユーザーを対象にサービスが提供されている。

 インターネットに接続しているコンピューターを識別するためのIPアドレスは、接続のたびにサーバーから自動的に割り当てられる。サーバーと端末間で利用されるプロトコルはPPPが主流。

 

ダイヤルアップネットワーク dial-up networking

 

 電話回線を経由して、インターネットプロバイダーやほかのパソコン、ネットワークに接続するためのWindows標準の通信ソフト。TCP/IP(PPP接続)、NetBEUI、IPX/SPX、SLIPなどのプロトコルに対応している。

 

ダイヤルアップルーター

 

 ルーターの一種。一般的にはハブを持ち、内蔵するターミナルアダプターを使ったダイヤルアップ接続機能を持つIPルーターを指すことが多い。ISDN回線(INSネット64)をつなぎ、さらに本体が備える3〜4口の10BASE-TポートとパソコンのLANボードをLANケーブルでつないで使う。各パソコンでWebブラウザーなどを起動すると、ルーターはプロバイダーへ自動接続する。各パソコンで1本のISDN回線と1つのプロバイダー契約を同時に使うことができる。アナログポートや、RS-232C端子を備え、ターミナルアダプターとして使える機種も多い。

 

ダイヤルインサービス

 

 INSネットの付加機能。複数の機器がつながっているとき、追加電話番号を使って特定の機器に着信させる機能。サブアドレスと異なり、アナログ回線からでも着信できる。1番号当たり月額900円で、本来の番号もカウントされるため、計1800円になる。

 

ダウンロード download

 

 通信回線を経由して遠隔地のコンピューターにあるデータを手元のパソコンに転送すること。一般的にはプログラムやデータなどのファイルを手元のパソコンにコピーしたり、大量のメッセージを一括して読み出す操作を指す。

 

タグ tag

 

 テキストファイルの中で、文字の表示方法などを指定するための特別な文字列のこと。表示すべき文字そのものと区別するために、特定の文字や記号などで前後を囲んで表現する。Webページを記述するのに利用されるHTMLでは、タグを使って文書の構造やレイアウト、リンクを表現する。

 

タスク task

 

 コンピューターが処理する仕事の単位のこと。同じ意味で、プロセスという言葉が使われることも多い。複数のアプリケーションを並行して動作させることをマルチタスクと呼ぶ。

 

タスクスケジューラ task scheduler

 

 Microsoft Plus!95やWindows 98に組み込まれている、プログラムの自動実行ユーティリティ。ユーザーの設定により、任意のプログラムを任意の時間に、任意の頻度で実行できる。定期的にスキャンディスクやデフラグを起動したり、メールを読みに行くなどの設定ができる。

 

タスクバー task bar

 

 Windows 95/98/NT4.0が備えるユーザーインタフェース。通常は画面下に配置されているが、上下左右好きな場所に配置できる。左端にはスタートボタン、右端にはIMEなどの常駐ソフトのアイコンを表示するタスクトレイ、さらに時計が配置してある。その間には、現在起動しているアプリケーションや、現在開いているフォルダーの一覧が並び、マウスで選んでクリックすると、該当するアプリケーションに切り替えたり、フォルダーを表示したりできる。Windows 98では、「アドレス」「リンク」「デスクトップ」「クイック起動」の4つの標準ツールバーが追加された。ツールバーはユーザーが定義することも可能。

 

タブ tab

 

 ワープロの文字入力機能のひとつで、あらかじめ設定した位置にカーソルをワンタッチで移動する機能。キーボードの左上にあるTabキーを押すことで、設定位置(タブ位置という)に次々とカーソルが移動する。設定した文字数分だけカーソルを移動させることができるソフトもある。

 OSを含めた一部のソフトのダイアログ表示や表計算ソフトのワークシート表示などで、同じウインドウのまま表示内容を切り替えるためのユーザーインタフェースを指す場合もある。

 

タブ区切り

 

 文字や文字列の間にタブ記号を挿入して区切りを付けること。表計算やデータベースのデータをテキストファイルで保存する時、この形式を利用することが多い。

 

ダブルクリック double click

 

 マウスのボタンを2回続けて押す操作。WindowsやMac OSでは、ダブルクリックでソフトの起動などを行う。

 短い間隔で2度ボタンを押す操作は、初心者や高齢者には困難な場合も多いといわれる。そのため、Windows 98では1回のクリックだけで操作する設定が追加されている。

 

タブレット tablet

 

 位置を指示するペン型の器具(スタイラスペン)と、それを感知するA3〜A6用紙サイズほどの板状の装置がセットになった入力機器。主にCADなど精密な入力が必要な作業で使われているが、ペンで描画する感覚で操作できるため、家庭でもフォトレタッチやイラスト作成などの用途で使われている。

 マウスは転がすことで画面上のカーソルの位置を相対的に指示するが、タブレットは絶対位置を指定できる。電磁誘導方式、磁気歪式、感圧式などがある。現状では電磁誘導方式を使った製品が主流。

 

タワー型

 

 パソコンのケース(きょう体)の形状のひとつ。幅よりも高さの方が長い縦形のケースを指す。高さに応じて、ミニタワー、ミドルタワー、フルタワーに分けられる。ケースが横長のデスクトップ型と比べると内部容量に余裕があるので、外部記憶装置やボード類を追加しやすく、拡張性が高い。タワー型をデスクトップ型に含めて分類する場合もある。

 

単漢字変換

 

 かな漢字変換を行う時に、漢字を1文字ずつ変換する方式。単漢字入力ともいう。漢字1字の読み(音訓)を入力すると、その読みに対応する漢字が逐次表示または一覧表示されるので、その中から適切な文字を選ぶ。

 目的の字が変換候補にない場合には、大部分の日本語入力ソフトに付属している単漢字検索の機能を使うか、文字コード入力を行う。単漢字検索では一般の漢和辞典と同じように、部首、総画数などの要素から目的の文字を探し出す。マウス操作で文字の形を描き、それに合った文字を探し出す日本語入力ソフトもある。

 

段組み

 

 用紙を横書きなら縦方向、縦書きなら横方向に2〜4列に分割して文字をレイアウトすること。1行当たりの文字数を少なくすることで、文章を目で追いやすくなる。雑誌や週刊誌のレイアウトでは段組みを採用しているのが一般的。

 日本語ワープロソフトの多くが段組み機能を備える。段と段の間の余白(マージン)幅を設定したり、ページ内で段組み数を変更できるソフトもある。中には複数行にまたがるタイトルや見出しが別の段に分割されるのを防ぐために行結合機能を装備するソフトもある。タイトルや見出しが段やページの変わり目にかかった時に、指定した部分全体を自動的に次の段やページに送ることもできる。

 

ダンパー線

 

 アパーチャグリルのディスプレイで、画面に水平に入っている線のこと。アパーチャグリルのブラウン管の内部には、垂直方向に無数のワイヤーが張られている。これらが絡むのを防止するため、15インチでは1本、17インチ以上では2本のダンパー線が使われている。

 

 

 

チェーンメール chain mail

 

 次から次へと転送されるように仕組まれた電子メールのこと。同じ内容のメールがねずみ算式に増え、ネットワークの負荷を増大させる原因になる。「このメールを10人に転送すると幸運が訪れます」というようなメッセージを含む電子メールなどが典型といえる。善意の和を広げる意図に見えたり、テレビ番組の名を騙るチェーンメールもある。このようなメールを受信したら即削除しましょう。

 

チェックボックス check box

 

 GUI環境で画面に表示された項目から必要なものを選択するための領域。チェックボックスの部分をマウスでクリックすると、その項目が選択されてチェックマークが付く。

 

チップ chip

 

 ICやLSIのこと。もともとはICやLSIの本体であるシリコンの細片を指す。チップの上に作られた回路に含まれるトランジスターの個数(集積度)が数百個以下のチップをIC、数百個から数千個程度のものをLSI、数万個以上のものを超LSIまたはVLSIなどと区別する。

 

チップセット chipset

 

 CPUとメモリー、拡張ボードなどの間で発生するデータの受け渡しを管理する一群のLSIセット。マザーボードの特徴の多くは、どのチップセットを採用しているかによって決まる。メモリーやPCIバスを制御する部分(ノースブリッジ)とISAバスや各種インタフェースを制御する部分(サウスブリッジ)の2つに大きく分かれる。PCIバスの管理が主要な機能であるため、PCIチップセットとも呼ぶ。440LXや440BXといったAGPに対応したチップセットは、インテルの表記では「AGPセット」になる。

 主な製品には、Pentium II/III用の440BXやCeleron用の440ZX(いずれもインテル)、K6-2/K6-III/M II用のAladdin V(台湾エイサーラボラトリーズ)やApollo MVP3(台湾VIAテクノロジーズ)などがある。最近は、従来のグラフィックスチップの機能を取り込んだ製品も増えてきた。SiS5598(台湾シリコン・インテグレーテッド・システムズ)やi810(インテル)といった製品がある。99年秋には、ダイレクトRDRAMに対応したPentium III用チップセット「Camino」(開発コード名、インテル)が登場する予定。

 チップセットという言葉が注目を集めるようになったのは、インテルが95年1月に発表したPentium用のチップセットである430FX(通称Triton)から。この製品で初めてEDO DRAMやパイプラインバーストSRAMといった高速メモリーが使えるようになり、Pentium搭載パソコンが一気に普及した。

 

チャット chat

 

 オンラインサービス上でリアルタイムにメッセージをやり取りし、おしゃべり(会話)すること。電話で話す代わりにキーボードを利用して会話するようなもの。1対1のチャットと、多人数で利用できるチャットがある。

 手元のキーボードから打ち込んだ文字が相手のディスプレイに表示され、相手のキーボード操作が手元に表示される。次々にメッセージを送り合うことで会話を行う。かつてはパソコン通信を介したチャットが盛んだったが、最近はインターネット上でチャットを楽しむユーザーが増えてきた。インターネットでは、メッセージだけでなくユーザーの分身(アバター)を画面上に表示して、あたかもアニメのキャラクター同士が会話しているようにチャットを楽しむことができるサービスもある。

 

チャネルバー channel bar

 

 米マイクロソフトのWebブラウザーInternet Explorer 4.0で、プッシュ型の情報配信を行うWebサイトをWindowsのデスクトップ上に一覧表示するバー。また、こうした情報配信に対応したWebサイトをActive Channelと呼ぶ。

 

抽出

 

 データベースの中から、指定した条件に合うレコードを選び出すこと。検索または選択ともいう。

 

チュートリアル tutorial

 

 ハードウエアやソフトウエアの使い方を教える教材。アプリケーションソフトには、ヘルプファイルと同じような使い方で操作方法を説明するチュートリアル機能を備えたものが多い。CD-ROMやビデオテープに映像や音を使った教材を収めた製品もある。

 

チルダ

 

 [~]記号のこと。半角入力で[Shift]+ひらがなの[へ]のキーを押すと入力される。

 

通信カラオケ

 

 電話回線を通じて演奏データ(多くはMIDIファイル)を配信するカラオケ装置、またはサービスの形態。かつて主流だったビデオディスクやCDを使ったカラオケに比べて、曲目の更新が容易、場所をとらないなどの利点があり、業務用のカラオケボックスを中心に急速に普及が進んだ。

 最近では、パソコン通信やインターネットを通じて演奏データを提供するサービスも盛んになった。パソコンで演奏データをダウンロードし、再生することが可能で、家庭に居ながらにして気軽にカラオケを楽しめる。

 

通信ソフト

 

 パソコン通信などのオンラインサービスを利用するためのソフト。Webブラウザーなどのインターネット用ソフトを含める場合もある。

 パソコン通信用ソフトは、通信インタフェースやモデム制御などの設定、ファイルのアップロードやダウンロードなどファイル転送のための通信プロトコル処理(XMODEMやBPLUSなど)、オートログインやオートパイロットなどの機能を持つ。

 NIFTY SERVEなど大手パソコン通信サービスは、それぞれ専用の通信ソフトを用意している場合が多い。市販製品にはインターコムの「まいとーく」やシェアウエアの「秀Term」などがある。

 

ツールバー tool bar

 

 頻繁に利用する機能を素早く起動するためのボタンを並べたメニューの一種。通常はメニューバーのすぐ下、もしくは画面左端に並んでいるアイコン付きのボタン。ユーザーが必要な機能を自分で登録できるようになっていることもある。

 WordやExcelなどマイクロソフトの製品が最初にこの名称を使ったが、他社製品でもこの名前を使うものが増えている。ただし同様の機能をジャストシステムはツールボックス、ロータスはスマートアイコンと呼ぶなど、名称は統一されていない。

 表計算ソフトでグラフ機能を起動したり、ワープロでフォントや書式を設定するなど、頻繁に利用する機能はプルダウンメニューからいちいち選択せず、ボタン操作ひとつで実行できる。

 Windows 98や、Internet Explorer 4.0以降を搭載したWindows 95/NT4.0では、デスクトップ上のツールバーによく使うアプリケーションなどを登録できる。

 

ツリー構造

 

 枝分かれを持つ階層構造のこと。木(ツリー)の枝分かれを連想させることから、この名前が付けられている。

 

 

 

定額制

 

 通信回線を利用してデータのやり取りを行う際にかかる料金設定の一種。定額制ではアクセスした時間に関係なく料金が一定になる。

 

デイジーチェーン daisy chain

 

 周辺機器を接続する形態で数珠つなぎにすること。SCSI機器やMacintoshのADBポート対応機器の接続方法として用いられている。

 

ディスク disk;disc

 

 フロッピーディスクやMOディスクなど記憶装置のメディアのこと。記憶装置そのものを指すこともある。もともとは円盤を意味する。

 

ディスク圧縮

 

 ディスク単位でファイルを圧縮すること。Windows 95/98にはDriveSpaceというディスク圧縮ソフトが付属する。

 

ディスク・アット・ワンス disk-at-once

 

 CD-Rなどにデータを記録する時、ディスクの中心部から外周に向かって一度に書き込んでしまう方法。書き込まれたデータに継ぎ目がなく、音楽用CDやCD-ROMと同じ構造のため、ほとんどすべてのCDプレーヤーやCD-ROMドライブで再生が可能。ただし、データを追加記録することはできない。

 

ディスクキャッシュ disk cache

 

 パソコンとハードディスクなどの外部記憶装置との間で、データのやり取りを高速化するためのメモリーまたは機能のこと。CPUとメインメモリーの間に使われるキャッシュメモリーと同じように、パソコン本体と外部記憶装置との間のデータのやり取りを高速化する。

 基本的な動作原理は、いったん読み出したデータをディスクキャッシュ上に蓄えておき、再度同じデータを読み出す時にディスクから読み出さなくても済むようにするというもの。

 キャッシュとして使われるメモリーは、外部記憶装置側にある場合が多いが、インタフェースボード上にある場合やパソコン本体のメモリー上に設定する時もある。例えば、640MBのMOドライブでは2MBのキャッシュメモリーを装備している場合が多い。

 

ディスククリーンアップ disk cleanup

 

 Windows 98のシステムユーティリティのひとつ。ハードディスク上にあるインターネット一時ファイル(キャッシュファイル)やごみ箱の中身、TEMPフォルダーの内容など、不要と思われるファイルをまとめて消去する。

 

ディスク最適化

 

 ハードディスクでファイルのデータが書き込まれている位置を物理的に配置し直すことにより、読み書きを高速化すること。Windows 95/98はデフラグというディスク最適化ツールを標準装備している。

 一般にOSは、ハードディスクをクラスターと呼ばれる数KBの小さな単位で管理する。1クラスターよりも大きいサイズのファイルは、いくつかのクラスターにまたがって記録される。1つのファイルを構成するいくつかのクラスターの物理的な位置がバラバラでも管理できる。

 ファイルをディスクに書き込む場合、空いているクラスターを順次使う。そのため、同じファイルに対して書き込みや修正、削除を重ねていくと、ディスクの中のクラスターはモザイク模様のように飛び飛びになり、高速にアクセスするのに必ずしも適当な配置でなくなる。配置によっては、1つのファイルの読み書きに予想以上に時間がかかることがある。

 ディスク最適化ツールは、ハードディスク内に分散して記録されたファイルの物理的な位置を、高速に読み出せるように最適な位置に再配置する。ファイルの内容やディレクトリー構造などは全く変わらない。

 

ディスプレイ display

 

 文字や図形を表示する装置。モニターともいう。CRTディスプレイや液晶ディスプレイ、壁面や専用スクリーンに画面を投影するプロジェクターなど、用途に応じたさまざまなタイプがある。

 図形や文字を表現する方式により、点の集まりで表現するラスタースキャン方式と、連続した線で表現するベクタースキャン方式に分類される。パソコン用ディスプレイはほとんどすべてラスタースキャン方式を採用している。

 

ディレクトリー directory

 

 ディスクの中のファイルを階層構造で管理する時に、ファイルの所在を示すために使われる概念。Windows 95/98/NT/2000やMac OSなどで使われる「フォルダー」という用語と、ほぼ同じ意味で用いられる。

 

データ data

 

 OSやアプリケーションソフトなどが処理の対象とする情報。パソコンの画面には文字列や画像の形で表示されているが、実体は2進数で表現されたデジタルデータである。データを1つのまとまりとして格納する入れ物がファイル。

 

データベース database

 

 データを決まった形で蓄積したもの。データを蓄積するための枠組みと検索の仕組みを提供するソフトをデータベースソフトまたはデータベース管理システムと呼ぶ。単純な構造のデータベースならば表計算ソフトなどでも作成できる。

 データベースに蓄積されるデータの1件1件をレコード、その中の各項目をフィールドと呼ぶ。例えば住所録なら、「A氏の住所や電話番号」「B氏の住所や電話番号」といった単位がレコードであり、「住所」や「電話番号」といった項目がフィールドに当たる。また、これらの情報を表示印刷させるためのレイアウト情報をフォームやレポートと呼ぶ。

 本来、データベースを使い始める時には、まずフィールドを定義し、入力作業用のフォームも作成する必要がある。しかし、最近のデータベースソフトでは、「名刺管理」「住所録」などのテンプレートを用意している製品が増えている。

 

テーブル table

 

 2次元的にデータを配置した表のこと。データベースソフトでは、最初にテーブルでデータベースの構造(スキーマ)を定義する。

 

テキスト text

 

 文字列や文章のこと。テキストデータとも呼ぶ。パソコンでは特にJISなどで定義された文字コードで表現された文字や記号の並びを指す。テキストデータだけを記録したファイルがテキストファイル。

 

テキストファイル text file

 

 文字データを扱うファイル。読むことができる文字と、改行やタブなどの一部の基本的な制御コードから構成されるファイルを指す。Windows 95/98/NT/2000、MS-DOS、Mac OSなどの日本語のテキストファイルでは、シフトJISという文字コードが用いられる。WindowsやMS-DOSが扱うテキストファイルでは、拡張子にtxtと付くことが多い。

 表計算ソフトでよく使われる、タブやカンマ(,)と改行でデータの区切りを示すCSV形式のファイルや、Webページでよく使われるHTMLファイルなどもテキストファイルの一種である。

 

テキストボックス text box

 

 ワープロソフトなどで文書をレイアウトするために設定する、文字列を対象にしたレイアウト枠。文章枠ともいう。

 

デコーダー decoder

 

 符号化されたデータを元のデータに戻すためのソフトウエアやハードウエア。例えば、DVD-Videoの映像は、元々の映像信号をMPEG2という動画規格に沿ってデジタルデータに変換して収録されている。映像再生時は専用ハードウエアやソフトウエアがMPEG2データを解釈して元の映像信号に変換する。このハードやソフトをデコーダーという。逆に映像信号からMPEG2データを生成するハードやソフトをエンコーダーと呼ぶ。

 

デコード decode

 

 符号化されたデータを元の状態に戻すこと。圧縮したりセキュリティ対策上の暗号化されたデータの復元を指す場合が多い。符号化することをエンコードと呼ぶ。

 

デジタル digital

 

 連続的に変化する数や量を離散的つまりとびとびの数値で示すこと。コンピューターによるデータ処理はデジタルが前提となる。デジタルの対語はアナログであり、こちらは連続的に変化する値を連続的な指標で表現する。例えば、時刻の変化を針の位置で表現するのがアナログ時計で、数値で表示するのがデジタル時計である。連続的に変化する値をデジタルで表現するには、一定レベル以上の分解能(刻みの単位の細かさ)が要求される。

 アナログのオーディオカセットテープをダビングした時に音が劣化するように、アナログデータは伝達過程で劣化しやすい。しかし、デジタルデータは数値さえ正確に伝達できれば劣化しない。

 

デジタルインタフェース digital interface

 

 パソコンと液晶ディスプレイの間のデータ伝送方式のひとつ。液晶はデジタル信号で制御されるため、パソコンから出力される信号をデジタルのままディスプレイに伝送可能。このため、信号の劣化を防ぎ、表示画質を向上することができるが、パソコンに専用のグラフィックスボードが必要になる。一方CRTディスプレイはアナログ信号で制御するため、パソコンがデジタル信号をアナログ信号に変換する。CRTディスプレイと互換性を保つため、99年6月時点ではほとんどの液晶ディスプレイがアナログインタフェースを採用している。しかし液晶デスクトップパソコンの一部では、デジタルインタフェースを採用するものが増え始めている。

 

デスクトップ desktop

 

 GUIを採用したOSで、ファイルの操作やアプリケーションの起動などを行う画面のこと。書類作成などを行う場所という意味から「机の上」というたとえが採用された。

 ディスプレイ画面を机の上に見立て、鉛筆(ワープロ)や電卓(表計算ソフト)といった道具や、各種の書類(ファイル)を配置しておく。ユーザーは机の上で作業をするように、それぞれの道具や書類を利用できる。

 Windows 98や、Internet Explorer 4.0以降を組み込んだWindows 95/NT4.0では「アクティブデスクトップ」機能を使ってインターネットからの情報を表示できる。

 

デスクトップテーマ desktop themes

 

 マイクロソフトの「Microsoft Plus!」という製品に収録されている、Windows 95/98のデスクトップ環境カスタマイズツール。壁紙やスクリーンセーバー、サウンド、マウスポインターを同じテーマで統一感ある設定にできる。

 Windows 98では、OSのCD-ROMに含まれるほか、不具合を修正するプログラムなどをダウンロードできるマイクロソフトのWebサイト「Windows Update」から、いくつかのデスクトップテーマが無料でダウンロードできる。

 

デスクトップパソコン

 

 机の上に置いて使う程度の大きさのパソコン。パソコン本体の寸法は、おおむね幅400×奥行き300×高さ100〜150mm程度。ディスプレイ、キーボード、マウスをケーブルで接続し、きょう体の上にディスプレイを載せて使うことが多い。

 出荷統計などの分類では、ディスプレイと本体を一体成型した一体型パソコンやタワー型も、デスクトップ型に含める場合が多い。

 

デスクトップミュージック desktop music;DTM

 

 パソコン上で専用ソフトを動かして音楽を楽しむこと。楽器の音色データを持つMIDI音源、MIDI端子の付いた楽器などの入力コントローラー、スピーカーをパソコンに接続し、自分の演奏を記録、編集したり、既存のデータを再生したりする。

 最大の魅力は楽器が弾けない人でも作曲が楽しめる点。キーボードを使って直接演奏することもできるが、市販のMIDIデータを使ったり、譜面を基にデータ入力して使うこともできる。

 具体的な製品として、音源モジュールとシーケンスソフトが一体になった製品には、ミュージ郎シリーズ(ローランド)やHELLO!MUSIC!シリーズ(ヤマハ)などがある。

 

デバイス device

 

 CPUやメモリー、ハードディスクなど、各種機器の総称。ただし、明確な定義付けはされていない。

 

デバイスドライバー device driver

 

 パソコンなどに接続されている周辺装置を制御するプログラム。ドライバーソフトや単にドライバーとも呼ばれる。

 周辺装置の仕様はメーカーや機種ごとに異なり、すべての周辺装置をOS本体で管理するのは効率が悪い。そこでパソコンでは、周辺装置を管理するプログラムをOS本体から切り離し、それぞれのデバイスドライバーを必要に応じて組み込む仕組みになっている。

 Windows 95/ 98では、これまでVxD(仮想デバイスドライバー)という形式のデバイスドライバーが使われてきたが、WDM(Win32 Driver Model)と呼ばれる新しい形式のデバイスドライバーも使われ始めている。

 

デバイスマネージャ device manager

 

 Windows 95/98でパソコン本体の内蔵/外付けハードウエアの接続状態、ドライバーの設定、I/OポートのアドレスやIRQなどの設定を一元管理する機能。複数のハードウエアが同じIRQを使っているかなどを検出し、ユーザーが周辺機器の競合を解決できるようにする。実際の設定は、コントロールパネルの「システム」か、マイコンピュータのプロパティで、「デバイスマネージャ」のウィンドウを呼び出し行う。

 

デバッガー debugger

 

 プログラムの誤り(バグ)を発見し修正する作業を支援するソフト。バグは、プログラムの動きを一歩ずつ追いながらでないと発見できない場合が多い。そこで、デバッガーにはプログラムのある行で実行を止めたり、その時のメモリーや変数の内容を見たり変えたりする機能がある。

 高級言語デバッガーと機械語デバッガーの2種類があり、高級言語デバッガーの場合はソースコードを見ながら、その変数名や行番号などを指定できる。機械語デバッガーの場合はコンパイルまたはアセンブルされた機械語を見ながら、メモリーのアドレス、CPUのレジスターなどを指定してデバッグを行う。

 

デバッグ debug

 

 プログラムの誤り(バグ)を発見し修正すること。実行した結果やソースコード、実行した時の動作などを細かく調べることで誤りを見付け出す。通常はデバッガーと呼ばれる専用のソフトウエアを利用する。

 ソフトウエアの高機能化に伴い、ソフトウエア開発の工程でデバッグの作業が占める割合が大きくなっている。ソフトメーカーが製品化直前のβ版を広くユーザーに配布し、それらのユーザーから得られたバグ報告をデバック作業に役立てるケースも多い。

 

デファクトスタンダード defacto standard

 

 事実上の業界標準のこと。特定の企業や企業グループなどが採用した規格、製品仕様などがその産業界で標準的なものとして認知された状態を指す。

 パソコン本体では、IBM PC ATのアーキテクチャーを出発点とし、マイクロソフトのWindows 95/98とインテル系CPUの組み合わせで成り立っているWindows機などがこれに当たる。公的な標準化機構がデファクトスタンダードを標準規格として追認する例も多い。

 

デフォルト default

 

 ソフトウエアやハードウエアの初期状態での設定のこと。ユーザーが何もしない場合の設定を指す。

 

テラバイト terabyte;TB

 

 主に記憶装置の容量を表す単位。TBと表記する。テラは1兆のことだが、1TBは1024GB(ギガバイト)を表す場合が多い。

 

テレビチューナー・ボード TV tuner board

 

 テレビ放送を受信してビデオ信号を出力する機能を備えたボード。画像取り込み用のボードと組み合わせて使うと、パソコンの画面でテレビ放送を楽しむことができる。テレビチューナー機能を内蔵したパソコンとしてはソニーのVAIOシリーズ上位機種、シャープのMebius Styleなどがある。

 

テンキー ten key

 

 数字キーと演算に関連するキーをまとめたキーボードの右側部分。ニューメリックキーともいう。テンキーがあると数値の入力がしやすい。0から9までの数字キーが左下から右側に向かって並んでいる。[+][−][*][/][=]などのキーも含む。ノートパソコンでは、キーボードを小型化するためにテンキーを省いたり、他のキーと兼用にしている場合が多い。

 

電磁波

 

 電場と磁場の強さが時間的、空間的に変動しながら伝わる波のこと。いわゆる電波や光、X線、γ線なども電磁波の一種である。電磁波の強さは電場がV/m(ボルト/メートル)、磁場は磁界の強さの単位であるT(テスラ)やG(ガウス)で表すことが多い。

 パソコンの利用環境では、特にディスプレイから発生する電磁波が問題視されている。50〜100Hzの超低周波の磁場が、ガンを抑制する免疫機能を弱めるなどの研究成果も発表されているが、まだ確固たる証拠は見つかっていない。

 

電子マネー digital money

 

 貨幣価値を電子的な信号に置き換えた仮想通貨。形態には大きく、マイクロチップを埋め込んだプラスチック製カードとカードリーダーを用いるものと、パソコンなどでソフトウエア的に管理するものの2種類がある。

 カードシステムではカードのチップ上に利用可能な貨幣金額がデータで記録されており、カードリーダーを通して支払いを行う。パソコンにカードリーダーを取り付ければ、オンラインショッピングの支払いを電子マネーで行える。貨幣価値の補充はネットワーク経由のほか、銀行や店頭でも可能。カードリーダーが設置されていれば現実社会の店頭での支払いにも使える。

 ソフトウエアで管理する場合は、貨幣価値が特定のパソコンやサーバーに限定的に保存されるため、使用できる場がネットワーク上などに限られる。

 現在、開発、実証実験、商用サービスが行われている主な電子マネーシステムには、VISA cash、スーパーキャッシュ、モンデックス、サイバーコイン、MilliCentなどがある。

 

電子メール electronic mail;E-mail

 

 コンピューターネットワークに接続できる環境を持っている人あてに、メッセージを記録したデータを配信するシステム。郵便のイメージに近いことからメールの名称が使われる。配信に使うネットワークの種類によって、インターネットメールや社内メール、パソコン通信メールなどに分類できる。E-mail(イーメール)とも呼ぶが、この場合はインターネットメールの意味で使われることが多い。

 インターネットメールはインターネット経由。メールアドレスの「@」以降にあるドメイン名から、受信者がメッセージを読み出すために使っているサーバーがどこにあるのかを探し出す。メッセージが受信側のサーバーに届くまでの経路は特定されていない。経由の途中でトラブルが起きたりすると、きちんと相手に届かず、かつ、送信側にエラーメッセージも戻ってこないという結果になることもある。

 社内メールでは、メッセージをLAN上のメールサーバーに蓄積しておき、各ユーザーがそのサーバー上にある自分あてのメッセージをIDとパスワードで読み出す。パソコン通信メールも、同一ホストを中心にしたメール交換になる。なお、社内メールやパソコン通信メールの多くは、インターネットメールにも対応しており、インターネット経由の送受信が可能になっている。

 電子メールはファクシミリと同様に、相手が不在でも送信できる。受信者も都合のいい時にメッセージを読むことができるので、無用なストレスがかからない。加えて、電子メールは文字だけでなく、プログラムや画像などさまざまなデジタルデータを電子的にやり取りできるので、情報の共有が容易になる。

 

電子メールソフト electronic mail software

 

 ユーザーのパソコン上で作動し、メールサーバーとの間で電子メールの送受信を管理するソフト。メーラー(mailer)とも呼ぶ。ユーザーは電子メールソフトを起動し、LANや電話回線などを通じてメールサーバーにアクセスする。

 メッセージの作成、送受信や返信、転送などのメール配信、メールアドレス管理、受信メールの自動仕分けなどの機能がある。電子署名やメッセージ暗号化などのセキュリティ機能を備えるものも多い。

 代表的な製品としてはOutlook Express、Netscape Messenger、AL-Mail、Becky!、cc:Mail、Eudora、Shurikenなどがある。マイクロソフトのOutlookやロータスのノーツ パーソナルなど、個人情報管理ツールとの統合を進めているタイプもある。

 

添付ファイル

 

 電子メールに添付して送るファイルのこと。プログラムや画像ファイルなどのバイナリーファイルをインターネットでやりとりするには、テキストファイルに変換する必要がある。ほとんどの電子メールソフトでは、この作業は自動的に行われる。

 

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